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197 外宮(銅板葺)
外祭宮を製作しました。 旧家の庭にお祀りされるので、サイズはやや小さめのものです。 材質は桧材で、屋根には銅板を葺いています。 内装は、扉の後に戸帳、 底部には厚畳をしつらえました。 設置した庭は、清純な雰囲気に包まれたように感じます。
カテゴリー: 神具, 神殿 ・ 社殿, 御社・御宮 ・御霊舎
196 太鼓塗替え(片面)
太鼓の塗替えをしました。 一面のみが傷んでおり、反対面と側面は状態が良かったので、片面のみの塗替えをしました。 太鼓の面の塗りは、厚く塗りすぎるとひび割れがおこり、薄すぎると光沢が出ないことから塗師の技術の差が出るところです。 鏡面のように輝く太鼓に塗りあがりました。
カテゴリー: 楽器類, 修理・修復
195 幟旗
幟旗を製作しました。 生地は、天竺より厚みがありしなやかなシャークスキンです。 紫地で文字を白抜きで入れました。濃い紫に白抜きの文字がくっきりと際立っています。
カテゴリー: 神具, 祭具
194 比礼旗
祭矛に付けられる 比礼旗 を製作しました。 通常の形状は左右対称ですが、今までのものと同じ形でということで 左右非対称に仕上げました。 布は正絹の小窩紋で、社紋(木瓜)を金糸で刺繍しています。 朱色の生地に金糸の刺繍が、落ち着きのある光を放っています。
193 御簾 菊菱柄 麻房付き
正絹菊菱柄の布地で御簾をお仕立しました。 房は三段染めの麻房です。 御簾は、社殿の扉内部に掛けることもありますが、今回は扉の前にしつらえました。 清々しく晴れ渡った秋空のもと、白朱に塗り分けられた春日造りの社殿に、色合いも同じく おさまりました。
カテゴリー: 御簾
192 御簾 綾錦萌黄 より房
綾錦萌黄地金糸入りの布地で御簾をお仕立しました。 房は、より房三段染めです。 萌黄地の柔らかな色合いと、三段染めのより房の質感が調和していように感じます。 下部には、下縁もお付けしております。
カテゴリー: 御霊をお祀りするための神具, 御簾
191 祭 はっぴ(半纏)
昨日掲載のはっぴに併せて、女性の用はっぴも製作しました。 男性用のはっぴと同じ図柄で、色合いのみ変更しています。 背中の芳水の赤を白く縁取ることで、腰の図柄とのバランスが取れたように思います。 また、染職人が黒に合う絶妙の赤色を出してくれました。
カテゴリー: 装束類
190 祭 はっぴ(半纏)
祭用のはっぴ(半纏)を製作しました。 男性用のはっぴです。 黒地に文字・図柄は白抜き、素材は厚みがあってしなやかな綿地の かつらぎ で染めは硫化染めです。 はっぴのサイズについて特に念入りに打ち合わせさせていただき、 通常のはっぴより 着丈を長くお仕立しました。 総勢約二百名の担ぎ手が、黒いはっぴをまとわれた姿を想像すると 壮観です。
189 社名旗
社名旗を製作しました。 生地はしっとりとした風合いのテトロンで、紫地の文字が白抜きです。 社名の上に社紋を入れることもありますが、今回は社紋を入れず社名を大きく入れております。 以前に製作しました別染め房をお付けすることで、 落ち着きのある社名旗に仕上がりました。
188 太鼓撥の革巻き
太鼓撥の革を修理しました。 撥の先端が丸くなった、楽太鼓や平吊太鼓等にお使いになる撥です。 長期の使用により革が擦り切れましたので、新たに鹿革を巻き直しました。 撥革は、面に彩色等を施してある太鼓を打つ場合、それを保護するために巻かれるものです。 白い鹿革で巻かれた木撥を見ると、しなやかを感じます。