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278 結界
結界を製作しました。 長尺の場合には、丸棒を2本の脚で支える形になりますが、 今回は、幅が狭く、 お客様からいただいたラフスケッチを元に 若干のバランスを修正して、 柵型に仕上げました。 材質は木曽桧材で、 安定するように脚部には、太目の材料を使用しております。
カテゴリー: 神具, 祭具
277 神前幕
神前幕を製作しました。 綿の生地を紫に染め、紋を白抜きしています。 紋は、一つ玉の下に雲がかかるもので、 紋帳等で調べましたが見つからず、 ご持参いただいたお見本から、型をおこしました。 また、紋が幕の中心に対して鏡像対象に配置されており、 その意味合いに興味をそそられます。
276 壁代(かべしろ)
壁代をお仕立しました。 小葵柄の白布で、単のお仕立てです。 神殿の壁面にしつらえられるため『装飾を排して』 とのご指定で、 の筋や朽木の摺り柄は入れず、上部のみ 飾り紐を入れております。
光の加減で地模様が浮き出て 簡素な中にもに奥ゆかしさを感じます。
275 軾 (ひざつき)
軾を製作しました。 標準の寸法は3尺(約90cm)角ですが、 神殿の敷物にされるということで、長尺(4.5m)に仕上げました。 縁は、高麗縁で袷仕立てです。
274 鏡袋
昨日の剣袋に引き続いて 鏡袋も製作しました。 中身の鏡は現状のままで、袋のみの新調です。 生地は 正絹小葵柄の本倭錦です。 五色布も新調させていだき、 神殿の左右に 据えられた真榊によって、 清浄な雰囲気になりました。
274 剣袋
三種の神器の 剣袋を製作しました。 中身の剣はそのままに、袋のみの新調です。 生地は、正絹小葵柄の本倭錦です。 赤色の生地に巻かれ た朱の房紐によって、 華やいだ雰囲気になりました。
山辺の道(正月)
底冷えのするお正月の朝、 山の辺の道の周りには霜が降り、 一面柔らかな白色に覆われています。
三日には、青空が見えるくらい晴れ渡り、 清々しいお正月になりました。
カテゴリー: 大和の古道 山の辺の道
271 舟形錠(ふながたじょう)
舟形錠を納入しました。 社殿等の錠前としてお使いになるもので、 他に海老を意匠化した海老錠(えびじょう)もございます。 舟形錠は、厚地の地金に本金メッキを施し、 ずっしりと重い質感の高い錠前です。 また、それは単に錠前としての機能だけではなく、 中におわす神の威厳を象徴しているかのように思います。
270 御簾 梅鉢紋 より房付き
御簾をお仕立しました。 布地は、梅鉢紋の入った正絹本倭錦で、 紅白二段染めのより房をお付けしました。
ご家庭の神床に掛けられた新調のお御簾が、清らかな雰囲気をかもし出し、 一新したお気持ちで 新年のご参拝をしていただける思います。
カテゴリー: 神具, 御簾, 祭具
269 門帳
門帳を製作しました。 門帳は、拝殿や本殿の正面に掛けれらるもので、 地模様の入った白生地の場合と 織物の場合がございます。 この度のものは、萌黄瑞雲十六菊柄の織物で の筋は白地に薄紫のぼかしになっています。 晴れやかな雰囲気の境内で、新春を迎えるご準備が整いました。