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725 水無月一日 早朝の山の辺の道
水無月一日 早朝の山の辺の道 です。 昨日から降り続いた雨が朝には上がり、 柿の青葉には露が残っています。
道沿いの苗代には、若緑の苗が育ち、 山の辺の道でも田植えが始まります。
カテゴリー: 大和の古道 山の辺の道
724 御簾 赤地白紋 寿 切房紅白二段染
3枚割り用袖御簾 御簾をお仕立てしました。 (24×90cm 2枚)
ご家庭の神床に設えられるものです。
御簾は三枚割りの仕様ですが、 中御簾はすでにご用意されておられるため、 左右の袖御簾のみの製作です。
竹は綿糸表編み、布は赤地白紋 寿 房は紅白二段染の切房です。
『寿』の赤色は、やや明るめの赤色になります。
カテゴリー: 御簾
723 外祭宮 銅板葺き 鞘建宮(鞘立宮) 3-3
鞘建宮(鞘立宮)を設置しました。
社業のご繁栄と安全を祈願して、十年毎にお取り換えされ、 今回で三回目の納入です。
鳥居は朱色で塗り替え、御額(ブログNo.709)は同じく新調しております。
真新しい白木の社殿と、神域を示す朱色の鳥居、 皐月の新緑が相まって、清々しい雰囲気漂う空間となりました。
カテゴリー: 神殿 ・ 社殿
722 揚巻房(揚巻/総角 ) 平頭 ・二重頭 緑色
揚巻房を製作しました。
神前幕の中心に設えられるもので、 頭が一重の平頭と、 頭が重なっの二重頭の2種類です。
今回は御指色の緑色で仕上げましたが、 赤、朱、紫、古代紫、白等の色でも製作できます。
揚巻は 、 昔の子供の髪の結い方に似ていることから、 結びの呼称になったともいわれますが、 源氏物語47巻の総角 や 歌舞伎の役柄にその名が使われることから、 古人(いにしえびと)は 『あげまき』という言葉の響きに 美しさを感じていたように思います。
カテゴリー: 神具, 祭具
外祭宮 銅板葺き 鞘建宮(鞘立宮) 3-2
昨日掲載の続きです。 扉には、六枚八双の飾金具を取り付け、 内部には、赤紫の布筋の付いた戸帳、 繧繝縁の厚畳を設えております。
正面観音開き扉上部には、格子の欄間が入り、 細部にわたって丁寧に仕上げられております。
720 外祭宮 銅板葺き 鞘建宮(鞘立宮) 3-1
鞘建宮(鞘立宮 さやだてみや) を製作しました。
会社の敷地内に、社員の皆様がご参拝できるように設置されるもので、 材質は桧製、屋根には銅板葺いております。
外祭宮にも様々な形状がございますが、 今回の仕様は ガラス入りの観音開き戸が付いて、 御扉が外部に出ない 鞘立宮 です。
1枚づつ 細かく重ねながら葺かれた屋根に光が当たり、 清々しい輝きを放っています。
719 神殿御簾 赤地白紋 雅
御簾をお仕立てしました。
神殿に設えられるもので、竹は綿糸表編み、 布は赤地白紋 『雅』 です。
赤地白紋 『雅』 は、 正絹地に近い濃い赤と、白銀の紋が組み合わさった、厚地の生地です。
仕上がった御簾が かすかな光を受けると、 濃い赤から白色の紋が上品に浮き出ます。
718 八脚案(神饌台、八足台) スプルース製
八脚案(神饌、八足台)を製作しました。
神殿に設えられるもので、 寸法は68×27×30cm(幅×奥行×高さ)です。
材質は、スプルース材で仕上げております。
幅に対して、奥行が深く、 どっしりとした安定感のあるかたちに仕上がりました。
カテゴリー: 八脚案、神饌台、八足
717 絵馬の修理
絵馬を修理しました。
拝殿にご奉納されておられる絵馬ですが、経年と湿気によって、 額縁に納まる付近が朽ちておりました。
まず、 朽ちた部分切り出し、 同じ厚みの板を取り付けて 下地を再生しました。
その後 全体に違和感が出ないように、 新調部分に彩色を行いました。
今回の修理は、木工職人と絵師の円滑な連携によって、 元のかたちを再現できたように思います。
カテゴリー: 修理・修復
716 篠笛 (縦笛) 神楽用
6穴の篠笛を製作しました。
お神楽にご使用されるもので、 材質は竹製、歌口が笛の小口ついた 縦笛です。
篠笛は横笛が主流ですが 、 全国には 縦笛でご奉納される伝統も継承されています。
カテゴリー: 楽器類