三方(三宝)を製作しました。
折敷の直径が1尺(約30cm)の大型の三方で、
材質は木曽桧材です。
全てが柾目材で仕上げられた三方は、
人肌のような柔らかな色合いで、数台が一線で並ぶだけでも、
特有の佇まいが感じられます。
新調された三方は、お正月からご使用され、
新年にふさわしい清清しさが感じらることと思います。
ブログNo.1550
戸帳 几帳仕様 テトロン緞子 2300×3820 布筋赤紫 2
お仕立ての完成した几帳仕様の戸帳を
几帳台に設えました。
金属製の大型の几帳台で、
お正月の殿内の調度とされます。
師走の引き締まるような空気の中で、
一枚ずつ台にお取り付けし、
六台の几帳台が一線に並べられると、
殿内がより一層の清清しくも厳かな雰囲気に包まれるように感じられました。
お正月に合わせて、外陣幅5間(約9m)の
大型神殿の御簾のお取り替えです。
前回は、外陣は緑系、内陣は赤系の布地でしたが、
今回は外陣(ブログNo.1543)内陣とも赤系に統一しました。
緑に囲まれた山間の神殿で、
左右からは穏やかな光が差し込んでいます。
御簾が一新したことで、晴れやかで清清しさを感じる間となりました。