2013年2月

御簾 交織倭錦(緑) 切房付き

2013年2月17日 by sporder

bettyuu957-3957御簾 交織倭錦(緑) 切房付き  

御簾をお仕立てしました。 

ご家庭の神壇に設えられるものです。  

幅72cm丈20cm、竹は綿糸表編み、
布は緑地の交織倭錦、
房は切房古代紫と白の二段染です。 

控えめながらも記憶に残る色合いで、
布地の質感の高さがうかがえます。

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朱塗三方 (朱三方)7寸

2013年2月16日 by sporder

bettyuu956-3956朱塗三方 (朱三方)7寸

朱塗りの三方を御用意しました。 

上部折敷部分の幅が7寸(21cm)で、塗りは本漆の朱塗りです。 

三方は白木(桧)製が一般的ですが、 
より手をかけた(手間をかけた)塗り三方で御献饌することは、
神や御霊に対して敬い尊ぶ気持ちを表現する
かたちの一つで思います。 

白木の案に設えられた朱三方は、 
白と朱のコントラストが美しく、
非日常のハレを想起する色合いでもあります。

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祝詞袋(のりと袋)  懐中型 萌黄(緑)金襴 

2013年2月15日 by sporder

bettyuu955-1955祝詞袋(のりと袋)  懐中型 萌黄(緑)金襴   
祝詞袋を製作しました。  

仕様は懐中型で、布は萌黄の金襴、
房は赤の平頭より房をお付けしております。  

華やかな萌黄の金襴に、赤一色のより房が映えています。

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太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)塗り替え 板火炎仕様2-2

2013年2月14日 by sporder

bettyuu954-5954太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)塗り替え 板火炎仕様2-2  

昨日のブログ(No.953)の続きです。  

太鼓台・鉦鼓台も太鼓同様に、黒漆と本金箔で仕上げました。 

上部の火炎には、意匠化された水玉が彫り込まれております。 

飾り金具が無いため、一見質素にも見えますが、
無意識のうちに 丸みをおびた水玉に引き込まれ、
説得力のあるかたちに思えます

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太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)塗り替え 板火炎仕様2-1  

2013年2月13日 by sporder

bettyuu953-1953太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)塗り替え 板火炎仕様2-1  

太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)を塗り替えました。 

太鼓本体は以前のブログ(No.908)でご紹介いたしましたように
革の張り替えを行い、
そのあと本漆と本金箔で塗り上げております。 

塗り替え前の状態が想像できないほど、 
鋲一本に至るまで専門職人の手によって丁寧に塗り上げられました。 

鉦鼓は黒の色を付け直しました。

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家紋(丸に五三の桐) 神壇用

2013年2月12日 by sporder

bettyuu952-1952家紋(丸に五三の桐) 神壇用  

神壇(SF型80×62.5×176cm)の欄間に設える家紋を製作しました。 

家紋は『丸に五三桐』で、
木曽桧材を使用し直径9cmに仕上げております。

最近では、家紋を意識する機会が少なくなりましたが、 
神壇上部に納まることで、
代々大切に継承された『家のかたち』を意識頂く機会になると思います。

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御簾 新倭錦 麻房三段染め 76.5×90cm

2013年2月11日 by sporder

bettyuu951-3951御簾 新倭錦 麻房三段染め 76.5×90cm  

御簾をお仕立しました。 

ご家庭で、御霊舎をお祀りされている神床に設えられるものです。

竹は綿糸表編み、布は新倭錦赤、房は麻房の三段染めです。 

今回のお仕立はお取替えのため、 前回同様に房は少し大きめのものをお付けしております。 

御簾の巻上は、座して拝をするときに、御霊舎が程よく見える寸法に仕上げました。  

新調された御簾を設えることで、 神床の雰囲気だけでなく、
御参拝される御家族皆様のお気持ちも新たになるように思います。

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八脚案(神饌台・八足台) 木曽桧製 幅120cm  

2013年2月10日 by sporder

bettyuu950-2950八脚案(神饌台・八足台) 木曽桧製 幅120cm  

八脚案(神饌台・八足台)を製作しました。 

ご家庭の神床に設えられるものです。

幅120cm奥行23cm高さ80cm、
材質は木曽桧材です。
 

案の奥行は1寸刻みに製作させて頂くことが多いのですが、
今回は場所の関係で8寸(約24cm)より1cm控えました。
 

木曽桧材の天板は、人肌のような柔らかな色合いで、
仕上がるたびに異なる木目には、自然の意図しない美しさがあります。

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山の辺の道  透き通る空気に包まれた 如月の朝 

2013年2月9日 by sporder

bettyuu949-1649山の辺の道  透き通る空気に包まれた 如月の朝   

如月の山の辺の道です。  

雲の間から日が見えますが、時折細かな雪が舞い散り、 
指先が悴む底冷えのする朝です。 

寒いながらも透き通るような空気を感じ、  
遠くには大和三山や、御神体山の三輪山を望むことができます。

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御簾 正絹本倭錦 梅鉢紋入り より房二段染め

2013年2月7日 by sporder

bettyuu948-3948御簾 正絹本倭錦 梅鉢紋入り より房二段染め 

御簾をお仕立てしました。 

ご家庭の一間幅(約180cm)の神床に設えられるものです。 

竹は綿糸一本返し編み、布は正絹倭錦(梅鉢紋入り)、
房はより房紅白2段染めです。  

普段は房についた鈎で巻上げた状態ですが、 鈎を外すと床まで下がる寸法です。 

上質の素材と職人の熟練の技術によって、質感の高い御簾に仕上がりました。

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