2012年
2012年2月23日 by sporder636
春日造り 社殿のしつらえ 御簾、薄縁、戸帳
春日造りの外祭宮に、
御簾(ブログ631)、戸帳(ブログ630)、薄縁(ブログ629)を
しつらえました。
社殿内部に薄縁を敷き、
台・厚畳、布団等を重ねた上にご神体を納めらます。
扉の後ろには、赤紫の布筋の付いた戸帳をしつらえます。
御簾は扉の内部に戸帳と重ねてしつらえることもありますが、
今回は永年の伝統として、扉前にお取付けしました。
朱色と白に塗り分けられた華やかな社殿に、
正絹本倭錦の御簾が、全体を落ち着かせるアクセントになっているように思います。
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2012年2月22日 by sporder635
御簾 赤地白紋 雅 切り込み入り
御簾をお仕立てしました。
神殿の外陣にしつらえるもので、全長約7mを5分割しております。
竹は表編み、布は赤地白紋雅8釜で、
表裏とも布が付く両面仕立です。
裾には太目のパイプを巻き込んで、質感を出しています。
御簾の左右上部には、長押に当たらないように切込みを入れております。
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2012年2月21日 by sporder634
三味線 ほぞ破損の修理
地唄三味線のほぞの破損を修理しました。
高級材の紅木(こうき)ですが、 ほぞの部分が3箇所折れ、
使用ができない状態でした。
三味線の専門職人の手によって、 ほぞが綺麗に埋め込まれ、
組み上げても継目にひっかかりがなく、
元の演奏できる状態に戻りました。
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2012年2月20日 by sporder633
五色布(真榊用)
五色布をお仕立しました。
拝殿の真榊に、三種神器と共にしつらえられるものです。
素材はしなやかで、光沢の美しいミナロンです。
既製品は、1尺(約30㎝)刻みに各寸法がございますが、
ご指定により5尺5寸(約165㎝)で仕上げました。
五色布の形状は、各布が向かい合うようにしたもの(今回のお仕立)や、
5色の布を重ねただけのもの、先端が三角や、束ねたもの など
いろいろな『かたち』がございます。
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2012年2月19日 by sporder632
神饌台(八脚案) スプルース材
神饌台(八脚案)を製作しました。
材質はスプルース材です。
神殿の三段ある案の、下段のお取替えです。
案の高さは10cmですが、板の厚みが1寸(3cm)あるため、
安定感のある形に仕上がりました。
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2012年2月17日 by sporder631
御簾 正絹本倭錦 麻房付き
御簾をお仕立しました。
社殿の内装としてしつらえられるもので、
布は正絹本倭錦、竹は綿糸表編み、房は麻房の三段染めです。
小葵を意匠化した倭錦は、
人絹(化繊)、交織、 正絹と 織糸によって3種類あり、
特に正絹地のものは 本倭錦(ほんやまとにしき)と呼ばれます。
最上の布で仕上げられた御簾は、 全体が品のある光沢に包まれているようです。
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2012年2月16日 by sporder630
戸帳 上紡緞子 布筋両面
戸帳をお仕立しました。
大型の社殿にしつらえられます。
上紡緞子の生地に朽木柄を摺りこみ、
布筋は赤紫の胡蝶柄入り、 仕立は裏付きです。
今回の戸帳は、布筋を両面にして、巻き上げることができるようにしております。
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2012年2月15日 by sporder629
薄縁 繧繝四方縁
薄縁をお仕立しました。
社殿の内装としてしつらえられるものです。
布は、上質の繧繝布、仕立は袷仕立、縁は四方につけております。
繧繝は濃淡の層をなすように織り上げられた意匠で、
縁の中では、最も格式の高いものと位置づけられています。
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2012年2月14日 by sporder628
簡易祭壇 三段型 天板スプルース材
祭壇を製作しました。
組み立て分解のできる簡易型で、天板はスプルース材です。
天板の厚みは、
八脚案と同じ(3cm)にすると重くなり、携帯性が損なわれるため、
やや薄めにしております。
高さもご指定により、標準寸法よりやや低目に設定しました。
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2012年2月13日 by sporder627
桐箱 印籠蓋
箱を製作しました。
御神石を納められるもので、材質は桐材、蓋は側面が揃った印籠蓋です。
今回は、御神石を納め人目にふれないように、
胴を深め(蓋を浅め)にしましたが、
納めるものを見やすくする場合には、
胴を浅め(蓋を深め)にすることもございます。
桐箱職人の手によって、細部まで丁寧に仕上げられています。
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