祭具

薄縁(うすべり) 繧繝四方縁

2012年2月15日 by sporder

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薄縁 繧繝四方縁   

薄縁をお仕立しました。 
社殿の内装としてしつらえられるものです。 

布は、上質の繧繝布、仕立は袷仕立、縁は四方につけております。 

繧繝は濃淡の層をなすように織り上げられた意匠で、
縁の中では、最も格式の高いものと位置づけられています。

簡易祭壇 三段型 天板スプルース材

2012年2月14日 by sporder

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簡易祭壇 三段型 天板スプルース材  

祭壇を製作しました。 

組み立て分解のできる簡易型で、天板はスプルース材です。 

天板の厚みは、
八脚案と同じ(3cm)にすると重くなり、携帯性が損なわれるため、 
やや薄めにしております。 

高さもご指定により、標準寸法よりやや低目に設定しました。

桐箱 印籠蓋

2012年2月13日 by sporder

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桐箱 印籠蓋   

箱を製作しました。 
御神石を納められるもので、材質は桐材、蓋は側面が揃った印籠蓋です。  

今回は、御神石を納め人目にふれないように、
胴を深め(蓋を浅め)にしましたが、 
納めるものを見やすくする場合には、 
胴を浅め(蓋を深め)にすることもございます。

桐箱職人の手によって、細部まで丁寧に仕上げられています。

額受布団(額ふとん) 赤正絹羽二重地  

2012年2月4日 by sporder

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額受布団(額ふとん) 赤正絹羽二重地   

額受けの布団をお仕立しました。 

大型の額にしつらえられるもので、
底部の長さは30cm、高さを押さえ気味に仕上げました。  

布は赤色の正絹羽二重生地です。 

桧材の額縁の白木色に正絹羽二重の赤色が引き立ちます。

鈴緒 紅白布巻き 全長40cm ご奉納者名入れ

2012年2月1日 by sporder

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鈴緒 紅白布巻き 全長40cm ご奉納者名入れ 

鈴緒を製作しました。

末社様の社殿にしつらえられるもので、
全長40cmの小型の鈴緒です。 

鈴緒の枠に、御奉納者のお名前や、年月日を彫り込むこともできますが、
今回の鈴緒は枠が小さいため、苗字の二文字を入れました。 

紅白の鈴緒は、清楚で慎ましやかな感じがします。

扇箱(扇用桐箱)

2012年1月29日 by sporder

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扇箱(扇用桐箱)  

扇箱を製作しました。 
扇を1対収納保管されるもので、
材質は桐材を使用しております。 

箱の製作は、精度が要求され、
職人の技量が問われる かたちのひとつです。

今回も上蓋が滑らかに閉まり、 
閉まった状態では上蓋の境目がわからないくらい 
『きちっと』仕上がりました。

大型折敷(おしき) 吉野桧 

2012年1月27日 by sporder

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大型折敷(おしき) 吉野桧    

折敷を製作しました。
材質は吉野桧材です。 

通常 折敷や三方は、縁の外から外が寸法が基準となりますが、
今回は 縁の内寸のご指定寸法(36㎝)でおつくりしました。

横に並べた5寸三方と比較しても、その大きさがわかると思います。 

折敷の縁の角は、表に出ない僅かな部分を残して切り込みを入れ、
伝承の技で曲げることで生まれる穏やかな曲線は、職人の技といえます。

桧扇 扇面割れ 修理

2012年1月26日 by sporder

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桧扇 扇面割れ 修理

桧扇を修理しました。

経年のご使用で、扇面の一部が割れ、
糸からはずれておりました。 

扇面は、白木の薄い柾目板のため、 
落としたり、強く開いても損傷しやすい 繊細な箇所です。 

専門職人の手によって、新しい薄板の両面に彩色が施されたあと、
破損箇所と差し替えられ、糸で丁寧に綴じ直されました。

円座 渦巻き 2尺5寸  

2012年1月25日 by sporder

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円座 渦巻き 2尺5寸

円座を製作しました。

直径2尺5寸(約76㎝) の大型の円座で、 編み方は渦巻きです。

円座は1尺8寸より 1寸刻みで製作しておりますが、
2尺5寸が最大の寸法となります。

円座は大きくなるほど、腰が柔らかくなる傾向にあります。

張りのある円座を作るために、職方は、
力と根を込めて 一編みごとにしっかりと締めて、
編み上げます。

 

祝詞袋(のりとふくろ) 正絹菊七宝柄 

2012年1月24日 by sporder

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祝詞袋(のりとふくろ) 正絹菊七宝柄   

祝詞袋を製作しました。 

布は正絹地の菊七宝柄です。 

祝詞袋は、全ての工程を手仕事で進めるわけですが、
特に 布地の歪みを補正しながら、
木型に合わせて ふっくらとした柔らかなラインをつくるのが、 
職人の技といえます。