神殿神具一式を納入しました。
御社は御社台の奥行におさまるように、
別注で製作しました。(ブログNo.749)
御簾は、神床寸法に合わせてお仕立てし、
神殿内のバランスがとれるように丈を調整しております。
(ブログNo.750 ・ ブログNo.753)
窓から差し込む光で、神殿は穏やかな明るさに包まれ、
清々しさを感じる神殿になりました。
鞘建宮(鞘立宮)を設置しました。
社業のご繁栄と安全を祈願して、十年毎にお取り換えされ、
今回で三回目の納入です。
鳥居は朱色で塗り替え、御額(ブログNo.709)は同じく新調しております。
真新しい白木の社殿と、神域を示す朱色の鳥居、
皐月の新緑が相まって、清々しい雰囲気漂う空間となりました。
春日造りの外祭宮に、
御簾(ブログ631)、戸帳(ブログ630)、薄縁(ブログ629)を
しつらえました。
社殿内部に薄縁を敷き、
台・厚畳、布団等を重ねた上にご神体を納めらます。
扉の後ろには、赤紫の布筋の付いた戸帳をしつらえます。
御簾は扉の内部に戸帳と重ねてしつらえることもありますが、
今回は永年の伝統として、扉前にお取付けしました。
朱色と白に塗り分けられた華やかな社殿に、
正絹本倭錦の御簾が、全体を落ち着かせるアクセントになっているように思います。