2012年9月

神饌台(八脚案) 三段 桧製  

2012年9月9日 by sporder

813
神饌台(八脚案) 三段 桧製

神饌台(八脚案)を製作しました。

神床に設えられえるもので、 材質は桧材です。

神床の内寸が3尺(半間、約90cm)のため、
神饌台の幅は、お掃除等で引き出したときに、
内壁に当たらないように、少し控えて 87cmとしております。

奥行は三方に合わせて5寸(約15cm)、
高さは、10cmの段差をつけて、
30cm、20cm、10cmで仕上げました。

幅、奥行、高さのバランスのとれた案に仕上がったように思います。

御簾 三枚割り 正絹本倭錦  より房付き 

2012年9月7日 by sporder

891
御簾 三枚割り 正絹本倭錦  より房付き   

御簾をお仕立てしました。 

三枚割りの御簾で、 竹は綿糸表編み、
布は正絹本倭錦、 房は紅白二段染めのより房です。 

『房本体があまり大きすぎないように』 とのご指定を頂きましたので、
 房の寸法を四寸五分(約13.5cm)とやや小さめにし、
頭も二重ではなく平頭でご用意しました。 

正絹の生地に、控えめな大きさのより房が調和しています。

神壇  家紋(丸に剣片喰)入り 2尺5寸SE型  

2012年9月6日 by sporder

811
神壇  家紋(丸に剣片喰)入り 2尺5寸SE型  

神壇用の家紋(丸に剣片喰)を製作しました。 

材質は木曽桧材で、 神壇の格子欄間におさまるように 
直径9㎝で仕上げております。 

家紋のかたちが複雑な場合は、細い筋で表現しますが、
今回の『丸に剣片喰』は各パーツが大きいので、
それぞれを切り出して、土台に貼っております。

新築神殿 神具 2-2

2012年9月5日 by sporder

810
新築神殿 神具 2-2  

昨日(No.809)の続きです。  

御簾の竹は、綿糸一本返し編み(表裏を交互にする編み方)、 
布は雅の赤地白紋、 
房は紅白二段染めのより房です(No.795)。  

天井が高い神殿のため、
御簾の下がりを十分に取ることができました。 

中央に座して、正面を見上げると、
御社と御簾が釣り合い、
落ち着きのある神殿になったように思います。

新築神殿 神具 2-1

2012年9月4日 by sporder

809
新築神殿 神具 2-1   

新築の神殿に神具一式を納入しました。 

総幅5間(約9m)の大きな神殿で、 
御社は桧製、
台幅寸法が6尺(ブログNo.796No.797 )、
3尺5寸(ブログNo.808)、3尺の三社です。。 

白木で仕上げられた神殿に、御社と御簾が納まり、 
両側から差し込む穏やかな光によって、
柔らかな空気に包まれているようです。

御社3尺5寸、御社台4尺 桧製

2012年9月2日 by sporder

808

御社3尺5寸、御社台4尺 桧製  

御社と御社台を製作しました。 

御社は台幅3尺5寸(約105cm)、
御社台は台幅4尺(約120cm)、材質は桧製です。  

御社台の高さは、前に設える御神饌用の台(神饌台・八脚案)、
三方の寸法、御簾の下がりを考慮して決めております。 

御社と御社台の束と桟は、一旦神殿に据えてしまうと、
隠れてはっきりと見る機会がありませんが、
縦横の格子が安定感のある綺麗な意匠になっています

山の辺の道  長月一日の早朝 

2012年9月1日 by sporder

807

山の辺の道  長月一日の早朝  

長月一日の山の辺の道 です。 

昨夜の雨が、稲の葉先に残り、
一月前には無かった黄緑の稲穂が、
真っ直ぐに立ち上がっています。 

長月をむかえ、草木の香りがはっきりとわかり、
朝日は、幾分穏やかになったように感じます。