2011年9月
2011年9月19日 by sporder499
賽銭箱 栓材 『奉賽』
賽銭箱をご用意しました。
二十年毎の式年造営の際にお取替えされるもので、
寸法は幅1尺8寸(約55cm)で、材質は栓材です。
正面と後面には、ご指定文字『奉賽』『式年造営 氏子中 年月日』 を
黒で入れました。
賽銭箱の正面には、『奉賽』の他に『賽銭』、『賽銭箱』、『奉納』を入れられるほか、
無地にされることもございます。
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2011年9月18日 by sporder498
弓張提灯(丸)
弓張提灯を製作しました。
秋の神社の祭典に使用されるもので、正面には大字の頭文字
上部や側面には、区長、総取締、副区長、年番といった
地域独特の役職を記載しております。
裏面には、社紋の梅鉢を 黒の縁取りをした赤色で入れております。
祭の当日 日が暮れた境内に、各大字の世話人それぞれが、
火を灯した提灯を持って集まられる情景を思い浮かべると、
厳粛な雰囲気の中にも美しさがあり、『陰翳礼讃』に記されているように、
光と影(闇)との調和に『美』を見いだすの日本人の感性は、今も受け継がれているように思います。
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2011年9月17日 by sporder467
五色布(真榊用) 8尺
真榊用の五色布をお仕立しました。
二十年に一度の村の神社の御造営にあたり、
真榊の五色をお取替えされるものです。
生地は光沢のあるミナロン(化繊)です。
全長が8尺(約240㎝)に対して幅が6寸(18㎝)とやや狭い寸法ですが、
それが神社のしきたりになっています。
真榊の五色は、先端を三角に整えたものや、細く縛ったもの、
布を二重にして、中央に五色の重なりを出したもの等、
先端の形状や、仕立にいろいろなかたちがあり、
神殿をしつらえる神具の意匠と見ると、とても興味深いものがあります。
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2011年9月16日 by sporder496
戸帳(壁代) 人絹緞子 3尺×8尺
戸帳(壁代)をお仕立しました。
幅3尺(約90cm)丈8尺(約240cm)尺の長尺のもので、神殿にしつらえられます。
生地は、人絹緞子で、布筋は紫地に胡蝶柄を入れており、
仕立ては裏地の付かない単(ひとえ)仕立てです。
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2011年9月15日 by sporder495
神饌台(八脚案、八足案) 二段
神饌台を製作しました。
材質は、スプルース材です。
ご家庭の神床にしつらえられるもので、
二段の神饌台(幅60cm奥行き14cm)を二組並べられます。
120cmの神饌台を二段にする方法もございますが、
二社ある御社それぞれに、より丁寧に神饌台をしつらえられるため、
二組を並列といたしました。
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2011年9月14日 by sporder495
御輿台に 金具、下幕のしつらえ
御輿台に準備の整った木口金具(ブログNo.486)、段金具(ブログNo.489)、
下幕(ブログNo.491)をしつらえました。
御輿台は氏子様が桧材を使って製作されたものです。
上部の木口に8箇所、下部木口に4か所、側面左右2箇所に、
本金メッキの釘で取り付け、
幕は、真鍮の折釘を使って紐を掛けられるようにしております。
幕の丈はご指定で、車輪の半分位が隠れる位置におさめましてので、
社紋を大きく入れる事ができ、
金具の輝きと相まって、重厚感のある御輿台に仕上がった様に思います。
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2011年9月13日 by sporder493
神饌台(八脚案、八足案) 木曽桧製
神饌台を製作しました。
材質は木曽桧材で、
ご家庭の神棚(神壇)の前に、祭典時にしつれえられるものです。 (60×24×68.5cm)
神饌台(八脚案、八足案)の落ち着き(安定)は、奥行きに起因することが多く、 背が高く奥行きが狭いものは、安定が良くありません。
特に足元が畳や菰等の敷物の場合、その傾向が顕著に出ます。
今回おつくりいたしました神饌台は、高さと奥行のバランスが良く、
見た目にも安定感のあるあるかたちであるように思います。
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2011年9月12日 by sporder円座 渦巻き 2尺1寸
直径2尺1寸の渦巻きの円座を製作しました。
一週間前にも職人の親方と 円座の仕上げについて話す機会がありました。
円座は、い草を湿らせて編み上げるのですが、
編み上げ後、すぐに密封したり積上げてしまうと、
湿気が残っているためカビ等が出て、
せっかくの完成品が台無しになります。
かといって、完全に水分がなくなると、
い草自体に張りがなくなり、切れやすくなります。
そういったことから、職人は、一枚づつ適度な水分を保持した状態で乾燥させ、色がやけないように注意をはらいながら、一枚一枚を丹念に仕上げていきます。
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2011年9月11日 by sporder491
御輿台用 下幕
御輿台の下部に巻く 幕を製作しました。
社紋の鎌まんじが、台の四面のそれぞれ中央になるように配置しております。
生地はテトロン製で、軽さとしなやかさが特徴です。
後日、準備の整った金具類と幕を御輿台にしつらえます。
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2011年9月10日 by sporder490
御簾 赤地白紋 雅 一本返し編み
御簾をお仕立しました。
全長約9尺(約270cm)の長尺のお御簾で、
竹は表裏を交互に編んだ一本返し編みで、
布は赤地白紋(梅鉢紋)の『雅』です。
布地の雅は、落ち着きのある赤色で、生地自体に厚みがあり、
質感の高いお御簾に仕立て上がりました。
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