直径2尺1寸の渦巻きの円座を製作しました。
一週間前にも職人の親方と 円座の仕上げについて話す機会がありました。
円座は、い草を湿らせて編み上げるのですが、
編み上げ後、すぐに密封したり積上げてしまうと、
湿気が残っているためカビ等が出て、
せっかくの完成品が台無しになります。
かといって、完全に水分がなくなると、
い草自体に張りがなくなり、切れやすくなります。
そういったことから、職人は、一枚づつ適度な水分を保持した状態で乾燥させ、色がやけないように注意をはらいながら、一枚一枚を丹念に仕上げていきます。