御簾

御簾房 より房 二段染め   

2011年9月24日 by sporder

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御簾房 より房 二段染め   

御簾房を製作しました。  
神殿御簾全体の房をお取替えされるもので、 
より房の紅白2段染めです。  

御簾の寸法によって房の寸法や紐の長さが異なるため、 
それぞれの寸法をご指示いただいておつくりいたします。 

房の染分けは、職方の手仕事によって行われ、
気温や湿度が変化する中で、年間を通じて同じような色目を出し続けることも、
職人の先代より受け継ぐ技術の一つであるといえます。

御簾 神殿用   新倭錦(梅鉢紋入り) 

2011年9月22日 by sporder

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御簾 神殿用   新倭錦(梅鉢紋入り) 

神殿にしつらえられる、お御簾をお仕立てしました。 

竹は表編み、布は新倭錦(梅鉢紋入り)で、房は紅白2段染めの切り房です。  
外陣用は、両面仕立て、 内陣は赤裏付仕立てです。  
外陣は5枚の御簾が一線に並ぶため、
天布(横布)縦布とも柄あわせをしております。  

御簾の裾にパイプを巻き込むことで、
ふくらみがうまれ落ち着きが感じられます。

御簾 赤地白紋 雅 一本返し編み  

2011年9月10日 by sporder

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御簾 赤地白紋 雅 一本返し編み   

御簾をお仕立しました。 
全長約9尺(約270cm)の長尺のお御簾で、
竹は表裏を交互に編んだ一本返し編みで、
布は赤地白紋(梅鉢紋)の『雅』です。  

布地の雅は、落ち着きのある赤色で、生地自体に厚みがあり、 
質感の高いお御簾に仕立て上がりました。

ご家庭での 神様のお祀り

2011年8月31日 by sporder

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ご家庭での 神様のお祀り 

新築されたご家庭の神床に、御社、御簾(ブログno.481)、三方等の神具一式を納入しました。 

床の間の横に造られた神床は、桧造りで白壁という理想的な仕上がりで、
内装にも丁寧なしごとがなされています。

『家人が新居に住む前に、まず神様にお鎮まりいただくきたい』というご当主のお考えで、
畳と建具の入る前にしつらえております。

気高く清々しい雰囲気の中で、
神と向き合うことのできる空間が出来上がったように感じます。

御簾 本倭錦(梅鉢紋入り) より房付き  

2011年8月30日 by sporder

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御簾 本倭錦(梅鉢紋入り) より房付き  

御簾をお仕立しました。 
新築された、ご家庭の神床にしつらえられるものです。 
寸法は幅4尺5寸(約136㎝)、丈99㎝の一枚御簾で、
布は正絹本倭錦、房は紅白2段染めのより房です。 

本倭錦の光沢のある濃い赤に合わせた、よ
り房の明るい紅白がお互いを引き立てています。

御簾 新倭錦 切房付き 赤裏付き仕立て  

2011年8月26日 by sporder

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御簾 新倭錦 切房付き 赤裏付き仕立て   

御簾をお仕立しました。 
布は小葵柄の新倭錦、房は切房の2段染め、 
赤の裏地を付けた 赤裏付き仕立てです。 

小葵柄は、御簾をはじめとして 
神殿調度や装束等に多用される文様です。

そのデザインの起源は、銭葵や冬葵など諸説がありますが、
完成された意匠でありながら、控えめで慎ましやかな印象があるので、 
地模様としても多用されています。

御簾 新倭錦 布筋無し 房無し 

2011年8月19日 by sporder

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御簾 新倭錦 布筋無し 房無し  

御簾をお仕立しました。 
竹は表編み、布は新倭錦です。 
四社の社殿にしつらえられるもので、 布筋と房が付いておりません。 

これも永年にわたって伝えられたしきたりであり、 
その神社の伝統といえるでしょう。

御簾 新倭錦 切房付き

2011年8月11日 by sporder

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御簾 新倭錦 切房付き  

御簾をお仕立しました。 
ご家庭の神棚にしつらえられるもので、 幅110cm 丈は90cmです。 
布は、新倭錦(しんやまとにしき)の梅鉢紋入りで、
竹は綿糸表編み、房は紅白2段染めの切房です。 

ご指定の巻上寸法に合わせて、房の紐を長くお誂えし、
鈎も大きめのものをお付けしております。

神殿御簾  

2011年8月5日 by sporder

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神殿御簾

神殿の御簾をお取替えしました。

布は雅八釜の赤地白紋、金紋で、
房は紅白2段染めの切房、竹は表編みです。

御簾の巻上の質感を出すため、外陣には太目のパイプ、
内陣中御簾には細目のパイプを巻き込んでおります。

取り付け後、拝殿から見上げると、
神殿全体が明るくなり、涼やかな佇まいを感じました。

ご家庭の御霊のお祀り (御霊舎一式)

2011年8月4日 by sporder

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ご家庭の御霊のお祀り (御霊舎一式)

ご家庭の神床に御霊舎一式を納入しました。
既に神の間として、空けておいていただいた空間に、
内壁三面に壁代(かべしろ)、正面に御簾をしつらえました。 

その後、御社台、神饌台を配して、最後に御霊舎及び神具類を据えました。

御簾と壁代の紫布筋以外は、全て白木と布の白、瀬戸物の乳白色 という
シンプルでありながら、清々しさを感じる空間に仕上がったように思います。  
(関連ブログ 452454455