御簾

神殿  御社、御簾等  

2012年3月5日 by sporder

神殿  御社、御簾等  

神殿に御社を据え、御簾をしつらえました。 

御社(ブログNo.639645)は、神殿の寸法に合わせて別注で製作し、
御簾(ブログNo.635638)も同様に神殿に合わせて
お仕立てしております。

桧と白壁によって仕上げられた神殿に、 
濃い赤の御簾が品良くおさまりました。 
窓からは、柔らかな日差しが差し込み、
心鎮まる空間になったように感じます。

御簾 赤地金紋 雅 8釜

2012年2月25日 by sporder

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御簾 赤地金紋 雅 8釜   

神殿御簾をお仕立てしました。

布は赤地金紋 雅8釜で、竹は綿糸表編み、
房は紅白二段染めの切房をしつらえます。 

御簾は三枚割りで、
中御簾の裾には、パイプを巻き込んで
質感を出しています。 

雅金紋の布は、 
落ち着きのある赤地に上品な金色の紋が織り込まれており、 
黄色の竹生地とも調和し、
華美でない気品を感じる御簾に仕上がりました。

春日造り 社殿のしつらえ 御簾、薄縁、戸帳 

2012年2月23日 by sporder

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春日造り 社殿のしつらえ 御簾、薄縁、戸帳   

春日造りの外祭宮に、
御簾(ブログ631)戸帳(ブログ630)薄縁(ブログ629)
しつらえました。 

社殿内部に薄縁を敷き、
台・厚畳、布団等を重ねた上にご神体を納めらます。 

扉の後ろには、赤紫の布筋の付いた戸帳をしつらえます。  

御簾は扉の内部に戸帳と重ねてしつらえることもありますが、
今回は永年の伝統として、扉前にお取付けしました。 

朱色と白に塗り分けられた華やかな社殿に、 
正絹本倭錦の御簾が、全体を落ち着かせるアクセントになっているように思います。

御簾 赤地白紋 雅 切り込み入り   

2012年2月22日 by sporder

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御簾 赤地白紋 雅 切り込み入り   

御簾をお仕立てしました。 
神殿の外陣にしつらえるもので、全長約7mを5分割しております。 

竹は表編み、布は赤地白紋雅8釜で、
表裏とも布が付く両面仕立です。 

裾には太目のパイプを巻き込んで、質感を出しています。

御簾の左右上部には、長押に当たらないように切込みを入れております。

御簾 正絹本倭錦 麻房付き  

2012年2月17日 by sporder

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御簾 正絹本倭錦 麻房付き

御簾をお仕立しました。

社殿の内装としてしつらえられるもので、
布は正絹本倭錦、竹は綿糸表編み、房は麻房の三段染めです。

小葵を意匠化した倭錦は、
人絹(化繊)、交織、 正絹と 織糸によって3種類あり、
特に正絹地のものは 本倭錦(ほんやまとにしき)と呼ばれます。

最上の布で仕上げられた御簾は、 全体が品のある光沢に包まれているようです。

御簾 綾錦萌黄金糸入り 切房二段染め

2012年2月10日 by sporder

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御簾 綾錦萌黄金糸入り 切房二段染め  

御簾をお仕立しました。 
布は綾錦萌黄金糸入りで、竹は表編み、房は切房紅白二段染めです。 

社殿の前にしつらえられるもので、2枚の御簾を並べられるため、 
布の柄合わせをしております。 

萌黄地の布と 紅白二段染めの房の組合わせによって、
全体が可憐な感じに仕上がりました。

御簾 3枚割 赤地白紋梅鉢紋入り

2012年1月30日 by sporder

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御簾 3枚割 赤地白紋梅鉢紋入り    

御簾をお仕立しました。 
ご家庭の神棚にしつらえれれるもので、
全長120㎝を三枚に分けております。 

布は寿(人絹)赤地白紋、房は紅白二段染めの切房です。 

分割の割合は、 御社の寸法や三方の寸法や数量を
考慮して決めております。 

御簾を一枚にすると慎ましやかな感じ、
三枚に割ると奥ゆかしさを感じる形になり、
御簾の形によって神棚の空間のイメージが変わります。

御簾 新倭錦 切房三段染め

2012年1月22日 by sporder

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御簾 新倭錦 切房三段染め  

御簾をお仕立しました。 

ご家庭の神棚にしつらえられるものです。  

布は小葵柄の新倭錦、房は切房三段染めで、
仕立は赤裏付き、 下部に下縁をつけております。 

簾の『す』ということばには、
『隙』『透』 という意味もこめられていると言われますが、 
神の空間と人の領域を完全に遮断するものでなく、 
つながりを持ちながら境界を示すのであると思います。

御簾 白竹白糸編み 白金襴 白より房付き

2012年1月17日 by sporder

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御簾 白竹白糸編み 白金襴 白より房付き 

御簾をお仕立しました。 
神殿にしつらえられるもので、 
竹は白竹白糸表編み、布は白金襴、房は白より房です。   

全て『白』の名称の素材で仕上げられた御簾は、
穢れの無いという言葉がふさわしいくらいに清浄で、 
布や御簾の金具の金色が、奥ゆかしさを醸し出しています。  

無彩色なるがゆえに、 自己主張することなく、
神殿の雰囲気を高めるように思います。


御簾 新倭錦  三枚割り紅白二段染め切房付き

2012年1月14日 by sporder

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御簾 新倭錦  三枚割り紅白二段染め切房付き   

御簾をお仕立しました。 
社殿にしつらえられるもので、1間半(約270cm)を3枚に割っております。 

竹は綿糸表編み、 布は新倭錦、房は切房紅白2段染めです。
正面から見たとき、御簾の切れ目がわからないように、
天布(横布)縦布とも柄合わせをしております。  

今回はご指定により、3分割しましたが、一枚でお仕立することもできます。 
御簾の割り数を変えるだけでも、しつらえた時のイメージは変わります。