神殿に御社を据え、御簾をしつらえました。
御社(ブログNo.639、645)は、神殿の寸法に合わせて別注で製作し、
御簾(ブログNo.635、638)も同様に神殿に合わせて
お仕立てしております。
桧と白壁によって仕上げられた神殿に、
濃い赤の御簾が品良くおさまりました。
窓からは、柔らかな日差しが差し込み、
心鎮まる空間になったように感じます。
春日造りの外祭宮に、
御簾(ブログ631)、戸帳(ブログ630)、薄縁(ブログ629)を
しつらえました。
社殿内部に薄縁を敷き、
台・厚畳、布団等を重ねた上にご神体を納めらます。
扉の後ろには、赤紫の布筋の付いた戸帳をしつらえます。
御簾は扉の内部に戸帳と重ねてしつらえることもありますが、
今回は永年の伝統として、扉前にお取付けしました。
朱色と白に塗り分けられた華やかな社殿に、
正絹本倭錦の御簾が、全体を落ち着かせるアクセントになっているように思います。