神殿 ・ 社殿

拝殿の神具 2-1  (御簾、八脚案 、鈴 ・鈴緒)  

2011年12月18日 by sporder

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拝殿の神具 2-1  (御簾、八脚案 、鈴 ・鈴緒)  

拝殿の神具をしつらえました。 
奥には 正絹本倭錦の御簾(ブログNo.565)
その前には八脚案(神饌台)(ブログNo.572)を据えております。 

御簾は 前後から見えるので両面仕立です。

拝殿中央に座すると、社殿の後背から光が差し込み、
明暗の対比の中で心鎮まる空間になりました。 

拝殿前正面には、鈴と鈴緒(ブログNo.593)をしつらえています。  
師走の光が鈴を清々しく照らしているようです。

鳥居と御額、神名板   

2011年12月17日 by sporder

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鳥居と御額、神名板   

鳥居と御額、神名板を設置しました。  
鳥居は柱太6寸(約17cm)の朱塗りで、笠木には銅板を葺いています。 

鳥居の上部に御額(ブログNo.570 )を取り付けました。   

境内の狛犬や石灯篭の寸法や配置については、
予め石材職人様と打ち合わせさせていただき、
狛犬の横に神名板(ブログNo.569 )を設置しました。 

境内の神祭具は、調和のとれたおさまりになったように思います。

明日は、拝殿の神具のしつらいをご紹介します。

外祭宮社殿 板宮造り 三社造り 総木曽桧  2-2

2011年12月16日 by sporder

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外祭宮社殿 板宮造り 三社造り 総木曽桧 2-2

扉には銅地本金メッキの総八双型の金具、
海老錠を取り付けています。

扉内はそれぞれに間仕切りをしており、
扉の後ろには、正絹の御簾(ブログNo560.)や厚畳をしつらえました。

扉内は、外からは見えないところではありますが、
神様がお鎮まりくださる大切な場所ですので、
できるだけ丁寧なしつらえをすることが大切であると思います。

外祭宮 社殿 板宮造り 三社造り 総木曽桧 2-1  

2011年12月15日 by sporder

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外祭宮 社殿 板宮造り 三社造り 総木曽桧  2-1 

外祭される社殿を製作しました。 
社殿のかたちは、銅板葺き 板宮造りの三社型で、
寸法は、土台の幅が1500mm
 奥行800mm 高さ1700mmの大型です。

材質は全て木曽桧材を使用し、 
柱等の部材も 標準的なものより太目のものを使っています。

一畳のたたみと同じくらいの寸法のある社台ですが、 
それにあわせても遜色のない安定感のある社に仕上がったように思います。

師走の晴間から差し込む光で、
社殿は穏やかに輝いているように見えます。

明日は、社殿の詳細をご説明いたします。

神名板(御祭神名板) 吉野桧   

2011年12月7日 by sporder

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神名板(御祭神名板) 吉野桧     

神名板(御祭神名板)を製作しました。 

拝殿の前に据えられるもので、 
御神名のみご指定いただき、
サイズや形状は当店からご提案いたしました。  

材質は吉野桧材で、外部設置のため板や角材は厚めのものを使用し、 
板面裏には桟を入れて補強しております。 

近くで見るとやや無骨な感じがしますが、 
屋外に据えると調和のとれたおさまりになるように思います。

神殿の御社 3尺、3尺5寸  

2011年11月9日 by sporder

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神殿の御社 3尺、3尺5寸  

御社を納入しました。 
台幅3尺5寸と3尺の大型の社で、材質は吉野桧材です。  

神床におさまるように、高さと奥行等を調整しております。

御簾との釣り合いも良く、神床におさまった二社の御社を、
窓から差し込む陽が、穏やかに照らしています。

御社 3尺5寸 吉野桧製  

2011年10月22日 by sporder

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御社 3尺5寸 吉野桧製  

御社を製作しました。 
台幅3尺5寸の大型の社で、材質は吉野桧です。 

現在おまつりの御社のお取替えで、
現状の寸法に合わせて、とくに奥行・高さ等を修整し、製作しました。  

厳しい寸法の制約がある中で、
社の職人は、要所をおさえた、おさまりのよいかたちに仕上げました。

神殿御簾  新倭錦 切房2段染め

2011年9月26日 by sporder

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神殿御簾  新倭錦 切房2段染め  

神殿の御簾をお取替えしました。 
竹は表編み、布地は新倭錦、房は紅白2段染めの切房です。(ブログNo.501) 

経年によって程よい薄茶色になった柱や上段板と真っ白な壁に、
神殿の丁寧な歴史を感じます。 

赤白黄の三色の御簾の華やかさと、
お手入れの行き届いた神殿の柱の色合いが調和して、
清々しさを感じる間になったように思います。

御社5尺 低型

2011年8月12日 by sporder

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御社5尺 低型

御社を製作しました。 

台幅5尺(151cm)の大型の社で、材質は、総桧です。
(扉廻りは木曽桧、その他は吉野桧材)  

神殿の神床の高さに制約があり、 
場所に収まるように、バランスが保ちながら、
屋根の勾配、台座の高さ、棟木の高さ等を調整しました。

神床におさまり、前に御簾が掛かると、
どっしりと安定感を感じる神殿になりました。

神殿御簾  

2011年8月5日 by sporder

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神殿御簾

神殿の御簾をお取替えしました。

布は雅八釜の赤地白紋、金紋で、
房は紅白2段染めの切房、竹は表編みです。

御簾の巻上の質感を出すため、外陣には太目のパイプ、
内陣中御簾には細目のパイプを巻き込んでおります。

取り付け後、拝殿から見上げると、
神殿全体が明るくなり、涼やかな佇まいを感じました。