高張提灯を製作しました。
直径1尺4寸(約40cm)の標準的な大きさのもので、
正面には『御神燈』 側面には家紋を入れました。
ご依頼頂く家紋の中には、紋帳に記載されていないものや、
線の数や太さなど 細かところで異なるものがあります。
しかし、その違いがお家の伝統であり、こだわるところと考え、
できるだけ正確に再現できるよう 職方と連携をはかって製作しております。

円座を製作しました。 直径2尺1寸(約64㎝)の渦巻きです。
先日も、円座職人の親方と話す機会があり、
寸法違いの編み難さの話題になりました。
円座は、分業で仕上げるのではなく、一人の職人が自分の感覚のみで編み上げて完成させます。
同寸法同仕様のものを編み続ければ、編む感覚が一定化してスムーズに編み上げることができます。
しかし、手馴れた寸法から直径が1寸でも変わると、
手に取る草の分量と、編み込む指の感覚を変えて調整しなければならず、
数十年のベテラン職人でさえも一部の者しか対応できません。
そのような話を聞いて、仕上がった円座を見直すと、
製作の苦労を微塵も感じさせない綺麗に編み上げられた円座に、プロの職人の意気を感じます。
