幕房を製作しました。
神饌所の正面に設えられる幕用の房です。
房の本体の長さが7寸(約21cm)、
平頭より房、色は古代紫です。
一般に幕房は、朱、赤、緑、明るい紫、白など、
明るい色を使用されますが、古代紫のような濃い色を幕に合わせると、
房が幕に馴染み、幕全体に落ち着きが感じられます。
太鼓が完成しました。
直径2尺(約60cm)奥行9寸(27cm)の
大型の太鼓です。
太鼓台の内寸は2尺6寸(約78cm)、
鉦鼓台(すりがね台)の内寸は1尺(約30cm)です。
台の周囲には、本金メッキの金具を取り付け(ブログNo1894.)、
上部には木彫り本金箔仕上げの『火炎』を取り付けております。
太鼓、鐘の左右に房を取り付けてご使用されます。
専門職人の手仕事によって仕上げれた『木彫り火炎』は、
燃え立つような躍動感があり、
神殿に納まると一層際立ちます。