御輿

Mikoshi-Renovation 11-5 子ども神輿 改修  大鳥修理 

2019年10月12日 by sporder

ブログNo.3102 
Mikoshi-Renovation 11-5
子ども神輿 改修  大鳥修理 

大鳥を修理いたしました。(羽根幅50㎝ 高さ35㎝) 

尾が2本欠落し、 
全体に接合箇所の緩みが出ておりました。 

当初は欠損部分の補修で考えておりましたが、 
末永くお使いいただけること、
高い質感を再現することを 職人と相談し、 
頭部と胴部以外は、新調すること決めました。  

現状よりも厚い地金を使用し、
細部にわたって装飾を施し、全体を本金メッキで仕上げました。 

完成した大鳥は、全体の寸法は変わりませんが、
厚みのある地金と、美しい装飾によって、
格調高い大鳥に仕上がりました。

 


Mikoshi-Renovation 11-4 子ども神輿 改修 

2019年10月11日 by sporder

ログNo.3101
Mikoshi-Renovation 11-4
子ども神輿 改修 

現状では、
屋根下の垂木に多数の鎖が下げられておりました。  

改修の見せ場の一つとして、本格的な
板瓔珞(いたようらく)を新規に製作いたしました。 

スペースにバランスよく収まるように、
寸法を決め、
意匠は屋根や台輪と同じ、左三つ巴でございます。  

板瓔珞は、
金属製の細かい装飾が施された盤面が細いワイヤーで結ばれており、
少しの揺れで、全体がうねる様な動きが出る、
神輿装飾の一つでございます。

Mikoshi-Renovation 11-3 子ども神輿 改修  社紋 左三つ巴 銅地本金メッキ仕様   

2019年10月10日 by sporder

ブログNo.3100
Mikoshi-Renovation 11-3
子ども神輿 改修 
社紋 左三つ巴 銅地本金メッキ仕様   

屋根と台輪に配された社紋が樹脂製でございました。

御神輿の質感を高めるため、
銅地本金メッキ仕様の社紋を製作いたしました。  

現品は直径が75㎜でございましたが、 
全体のバランスを考え、屋根は105mm、
台輪は90㎜に寸法変更しております。 

社紋は、専門の金具職人の手によるもので、 
銅板を打ち出して形状と整え、
本金メッキで仕上げる、手造りの御品でございます。

Mikoshi-Renovation 11-2 子ども神輿 改修  

2019年10月9日 by sporder

ブログNo.3099 
Mikoshi-Renovation 11-2
子ども神輿 改修  

寸法は、台幅44㎝ 蕨手幅70㎝ 露盤までの高さ76㎝、
子ども御輿としては、標準的な大きさです。

全体には大きな損傷は見えませんが、 
大鳥の尾の破損、 
屋根や台輪の塗装の劣化、
一部金具の損傷と欠落など、
経年による劣化が見受けられます。  

今回の補修にあたり、3つの方針を立てて作業にのぞみました。

①原型にリスペクトをはらい、全体のフォルムは変えずに、
 各所に専門職人の技を取り入れる 

②見せ場をつくり、 メリハリを付けた補修を行う

③子ども御輿らしい、美しい色合いに仕上げる     でございます。

Mikoshi-Renovation 11-1 子ども神輿 改修 

2019年10月7日 by sporder

ブログNo.3098

 Mikoshi-Renovation 11-1
子ども神輿 改修 
  

子ども神輿(御輿)の改修を承りました。 

新調から約32年経過したお神輿です。 

当初はお神輿を新調するお話もございましたが、 
創建時にご尽力された方々に敬意をはらい、
地域の子どもたちにその歴史を伝えるために、
本格的な改修を選択されました。

神輿台用幕 180×70㎝ (綿厚地)  

2019年10月4日 by sporder

ブログNo.3095 
神輿台用幕 180×70㎝ (綿厚地)  

神輿台に設える幕を製作しました。 

幅180㎝丈70㎝、素材は綿の厚地(シャークスキン)です。

全体を青地で染め、社紋の『下がり藤』、
と社名を白抜きで仕上げております。 

台の左右に配されるため、 
先に社紋がくるように反転の配置となります。

 社名の書体は、
古くから大切に継承されておられる幟の文字を取りこんで、

デザインいたしました。

神壇 SA型 低型仕様 高さ130㎝ 

2019年7月19日 by sporder

ブログNo.3027 
神壇 SA型 低型仕様 高さ130㎝  

神壇を製作しました。

ご家庭で神様をお祀りされます。 

幅79㎝、奥行は43㎝です。

高さは正座した状態で
神様を見上げすぎない位置をご指定いただきましたので、
下段を縮め130㎝に仕上げました。 

御簾は竹が綿糸表編み、布は赤地白紋(丸に梅鉢)、
房は切房2段染でございます。

御簾房  6寸 麻房3段染

2019年5月25日 by sporder

ブログNo.2978 
   

御簾房を製作しました。 

新調の御簾にお取り付けします。 

房本体の長さが6寸(約18㎝)紐の長さが27㎝です。 

房の素材は麻、赤白黒の三段染でございます。 

御簾の房は、源氏物語絵巻等にも現在のものと違わぬ形で描かれており、 
千年以上の前から色合いや仕様、形が正確に継承されている
御品であることを再認識いたしました。

 

 

 

御簾  新倭錦緑 布筋 刺繍入り 77×125㎝ 

2019年4月7日 by sporder

ブログNo.2934  
御簾  新倭錦緑 布筋 刺繍入り 77×125㎝ 

御簾をお仕立てしました。 

山車に設えられます。 

幅77㎝丈125㎝、竹は綿糸表編み、布は新倭錦緑、
房は切房古代紫白の2段染です。 

両面の布筋の中心に、 ご指定文字の刺繍を入れました。  

落ち着きのある色合いの御簾が、まわりを一層格調高く引き立てることと存じます。

御簾(神輿用) 24.3×28.5㎝ 新倭錦小柄 切房2段染

2019年1月29日 by sporder

ブログNo.2873 
御簾(神輿用) 24.3×28.5㎝ 新倭錦小柄 切房2段染  

神輿の胴部分四面に設えられる御簾をお仕立てしました。 

幅24.3㎝丈28.5㎝、竹は綿糸表編み、
布は新倭錦 小柄赤、房は切房2段染です。

小柄で仕上がった御簾は、特有の趣がございます。