神具

戸帳 単仕立 布筋赤紫

2011年9月3日 by sporder

484
戸帳 単仕立 布筋赤紫   

戸帳をお仕立しました。  
神床内部にしつらえられるもので、
人絹緞子の生地に、赤紫の布筋をお付けしております。 

光沢のある生地に、布筋、朽木柄がバランスよく配置されています。

ご家庭での 神様のお祀り

2011年8月31日 by sporder

482
ご家庭での 神様のお祀り 

新築されたご家庭の神床に、御社、御簾(ブログno.481)、三方等の神具一式を納入しました。 

床の間の横に造られた神床は、桧造りで白壁という理想的な仕上がりで、
内装にも丁寧なしごとがなされています。

『家人が新居に住む前に、まず神様にお鎮まりいただくきたい』というご当主のお考えで、
畳と建具の入る前にしつらえております。

気高く清々しい雰囲気の中で、
神と向き合うことのできる空間が出来上がったように感じます。

金幣 釣り下げ型(吊り下げ型) 本金箔押し   

2011年8月28日 by sporder

479
金幣 釣り下げ型(吊り下げ型) 本金箔押し   

金幣を製作しました。 
細かな幣がつながり、下部に鈴が付いた釣り下げ型(吊り下げ型)で 、
幣には本金箔を押しています。

台座は、十字足に持ち送りのついた八双台です。 

窓辺に金幣を置くと、
人が感じないような、僅かな風の流れに幣が揺れ、

『涼やかな』 という言葉どおりの 鈴の音が聞こえます。

大型御幣 (幣と幣串)

2011年8月25日 by sporder

476
大型御幣 (幣と幣串)

大型の御幣を製作しました。
神社の当家にあたるお家が、毎年一柱ずつ奉納されるものです。

幣串は全長約160cm で材質は吉野桧材です。
幣は左右に五枚づつ垂れがあります。

御幣のかたちは、地域の風習や、神社の伝統によって様々で、
幣串の先端の形状や垂れの数(四垂れ、五垂れ等)、
紙の枚数、紙の色の組合わせ(白、紅白、五色)、
水引や麻緒の有無等、それぞれ異なります。

ただ、 それぞれが永年にわたって大切に守れていることを考えると、
できるだけ正確にお見本どおりにおつくりすることが、
私どもの務めであると 強く思います。

戸帳(門帳) 社紋入り  

2011年8月21日 by sporder

472
戸帳(門帳) 社紋入り   

戸帳(門帳)をお仕立しました。 
生地は上紡緞子で、 布筋は赤紫、 社紋(下がり藤)を摺り入れております。 
仕立ては、綿の裏地を付けた裏付き仕立てです。 

純白というより、温かみのあるスノーホワイトの上紡緞子に、
茶色に刷り込まれた下がり藤の社紋が 上品におさまっています。

御神体箱 木曽桧  

2011年8月20日 by sporder

471
御神体箱 木曽桧

御神体をおさめられる箱を製作しました。 
材質は木曽桧材で、 正面は引き上げ式です。 
寸法は、幅80×高さ180mmで厚みは、
一般のお札入れより深くしております。 

御神体箱は、桧材の他に、桐材で製作することもございます。


八足(八脚案)  木曽桧材 1尺5寸

2011年8月17日 by sporder

469
八足(八脚案)  木曽桧材 1尺5寸

八足(八脚案)を製作しました。 
幅1尺5寸(約45cm) 奥行8寸(約24cm)、 高さ1尺5寸(約45cm)です。 
天板は木曽桧材で、厚みは1寸(約3cm)です。  

又と同じものがない桧材の木目には、
黄金比や大和比(白銀比)といった、整ったバランスとは違う、
自然がもたらしてくれる 偶然の美しさを感じます。 

布製 五色鈴緒 4尺  

2011年8月13日 by sporder

467
布製 五色鈴緒 4尺  

五色の鈴緒を製作しました。 
神社の拝殿に鈴と一緒に掛けられるもので、
今回は全長4尺でお仕立しました。  

五色の鈴緒は、単体で掛けられるほかに、
綱の鈴緒と一緒や、二組を合わせたり
紅白のみにされたり と、 

神社の伝統や地域の風習によって いろいろなかたちがあり、 
製作しながらにも、興味深いものです。

額表装(扁額) 

2011年8月9日 by sporder

463
額表装(扁額)  

額を表装し、枠を新調しました。 
ご用意いただいた本紙に、金を覆輪を入れて表装し、 
本紙保護のために表面にアクリル板をはめ込んでおります。 

白地に金色の覆輪が入ることで、
清楚ながら引き締まった額に仕上がりました。

幕 テトロン 梅鉢紋入り

2011年8月7日 by sporder

472
幕 テトロン 梅鉢紋入り

幕を製作しました。
寸法は 幅150cm 丈60cmです。
生地は、テトロンで 紫色に染め、丸に梅鉢紋を白で染め抜いています。

テトロン生地は、天竺等の綿生地やテトロン縮緬に比べ、
軽くてしなやかな風合いです。

今回は、紫色の揚巻(房)を組み合わせましたが、
その他にも、赤、緑、白、朱色等があり、
房の色が変わるだけで、 幕全体の趣も大きく変わります。