昨日掲載の雛壇型神壇の続きです。
材質は、正面、雛壇等はすべて木曽桧材、
横板裏板のみ、桧の突板を使用しております。
雛壇下段の下には、引き出しの神饌段、その下には、深めの引き出しを配しました。
引き手等の金具類は、本金メッキ仕様です。
木曽桧特有の柔らかい白木色と、本金色の取り合わせは、
お互いを引き立て合う彩りのように思います。

円座を製作しました。 直径2尺1寸(約64㎝)の渦巻きです。
先日も、円座職人の親方と話す機会があり、
寸法違いの編み難さの話題になりました。
円座は、分業で仕上げるのではなく、一人の職人が自分の感覚のみで編み上げて完成させます。
同寸法同仕様のものを編み続ければ、編む感覚が一定化してスムーズに編み上げることができます。
しかし、手馴れた寸法から直径が1寸でも変わると、
手に取る草の分量と、編み込む指の感覚を変えて調整しなければならず、
数十年のベテラン職人でさえも一部の者しか対応できません。
そのような話を聞いて、仕上がった円座を見直すと、
製作の苦労を微塵も感じさせない綺麗に編み上げられた円座に、プロの職人の意気を感じます。
