御簾房を製作しました。
神殿御簾の房をお取替えされるもので、
房本体は6寸(約18cm)、切房の紅白二段染めです。
紐の長さは、ご指定の寸法で仕上げております。
御簾の房は、一枚の御簾に二本が基本で、
装飾的な意味合いだけでなく、鈎(かぎ) で巻き上げるために必要です。
御簾の巻き上げ寸法は、鈎の寸法と紐の長さによって決まります。
楽太鼓を組み上げました。
太鼓台(ブログNo.661)は、全て部品に分かれており、
釘や接着剤を使用せずに、 蟻組で組み上げます。
上部に火・水・雲等を意匠化した火炎と呼ばれる金具差し込み、
中央に太鼓本体(ブログNo.662)を掛けます。
太鼓の左右の金具を、房(ブログNo.658)と紐で結び、
丸枠の左右の撥掛けに撥(ブログNo.663)を掛けて、
楽太鼓が完成します。
楽太鼓は、細分化された専門職人の技術の結集です。
660
御霊舎 八幡宮 木曽桧造り 総八双扉金具付き 2/2
ご家庭の御霊の神具一式を納入しました。
神床にあわせた寸法に、
御霊舎(ブログNo.659),御社台(ブログNo.650)、神饌台(八脚案)(ブログNo.651)、
御簾(ブログNo.652)を全てお誂えしております。
御霊舎の内部も 厚畳・紫布筋の戸帳を設えました。
神床の内壁三面には、白布を張り、
白木の社等の神具、御簾を設えることで、
清々しい気持ちで参拝できる 間ができたように思います。