2011年4月
2011年4月20日 by sporder362
幕 梅鉢紋入り
幕を製作しました。
幅約7m丈1mの大型の幕で、
生地は厚みのあるテトロン縮緬(ちりめん)で仕立てております。
幕房(揚巻房)で引き上げた際にも、紋が綺麗に見えるようにとのご指定で、
紋の間隔を広めに取っています。
濃い紫に染め上げたテトロン縮緬の生地に、
白く染め抜かれた紋が入り、質感の高い幕に仕上がりました。
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2011年4月19日 by sporder361
額 表装
額を表装しました。
額縁は、今までご使用のものをそのまま使って、
ご用意いただいた本紙表装して縁におさまるようにしております。
背景の裂地も白系ですが、金の覆輪を 廻すことで、バランスよくおさまりました。
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2011年4月18日 by sporder360
獅子覆(獅子舞覆、獅子舞幕)
獅子舞の覆を製作しました。
一般には、唐草等の模様の入った濃い緑や、
紺色の綿の生地をお使いになることが多いのですが、
今回は、村の伝統をできるだけ正確に再現するため、
生地は、濃い赤色で厚みのある縮緬を使用しました。
先端部分も見本どおり、くすんだ黄緑色に染め上げています。
赤の覆いをまとった獅子の舞は、大きく見え、躍動感があります。
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2011年4月17日 by sporder359
輿(こし)
輿の修理修復をしました。
細部に鶴、松竹、獅子、象、雲など吉祥の細かい彫物がなされています。
正面上部には、足を開いてしゃがんでいる男、
下には 高貴な身分を思わせる男女が表現されています。
これが、祭りや神社に由来する縁起なのか、
歌物語の一節をトリミングしたものなのかわかりませんが、独特の空気が漂います。
押し付けがましくない、ユーモラスは表現に、
彫師の余裕と遊び心が感じ取ることができます。
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2011年4月16日 by sporder358
輿(こし)
輿の修理修復をしました。
屋根と柱は、黒みがかった色のうるみ漆で仕上げています。
屋根の上には、口をあけた獅子が2頭本金箔で仕上げられ、
屋根の正面、側面には数々の彫りがなされています。
本金箔の晴れやかさと、
うるみ漆の黒みが お互いを引き立てあっているように思います。
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2011年4月15日 by sporder357
輿(こし)
輿の修理修復をしました。
屋根を四本の柱で支えた形のもので、
御輿(みこし)と区別して輿(こし)と呼ばれます。
修復前の輿は、経年のため屋根の割れ、
彫物の破損欠損、塗りの劣化等しておりました。
生地、彫師、錺金具、塗師等の専門職人の手によって
細部まで綺麗に修復され、輝きが戻りました。
明日はその細部をご紹介します。
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2011年4月14日 by sporder356
家庭祀りの神具一式
ご家庭の神床に神具一式を納入しました。
事前にご用意いただいた神床に、御社、御社台(昨日のブログに掲載) 、
神饌台(八脚案)、御簾、三方などを据えました。
特に、見下げず、見上げすぎない 御社の位置にこだわりました。
神具が入ったことで、お部屋全体が清々しく けじめのある雰囲気になったように思います。
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2011年4月13日 by sporder355
御社台
御社台を製作しました。
幅4尺、高さ40cm、奥行30cmの台で、材質は吉野桧材です。
御社と燈明に合わせて、奥行はやや深めにしました。
吉野桧材の綺麗な色合いが出ています。
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2011年4月12日 by sporder354
山の辺の道 桜と蒸気霧
四月十日を過ぎて、山辺の道の桜も満開になりました。
日が昇る前の夜都伎神社の池には、花冷えのため蒸気霧が立ち上り、
幻想的な情景になっています。
蒸気の立ち涌きあがるさまに、
有職文様の『立涌』が由来すると言われますが、
その光景に神秘性と美しさを感じる日本人の心は、
今も変わらないように思います。
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2011年4月11日 by sporder353
御簾 3枚割り 正絹本倭錦 麻房付き
御簾をお仕立しました。
神殿用の長尺の御簾です。
正絹本倭錦の布、房は麻房三段染めで、左右の丈が長い3枚割りです。
それぞれの布の接するところは、職人の熟練の手業によって、
綺麗に柄合わせされています。
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