神輿の側面に設える、板瓔珞の修理が出来上がりました。
長期間の御使用で、部品の一部が失われ、
色合いも全体的に薄らいでおりました。
専門職人の手によって、一旦すべて分解され、
無くした部品の新調、全パーツの本金メッキ仕上げ、
組み上げという技術を要する手順を経て、
板瓔珞の神々しい輝きが蘇りました。
詳細に目をやると、左三つ巴やひし形の小葵模様など、
伝統的な意匠が配されております。
御輿用の鈴をご用意しました。
御輿の鈴棒(ブログNo.1117)に設えるもので、
本金メッキを施しています。
紐は鈴棒と同色の朱色、
その先端は房にしております。
鈴の寸法は、御輿や鈴棒の寸法によって決まり、
取り付ける数は、鈴棒一本あたり3個が基本となります。
12個の鈴を一面に並べると、可憐ともいえる色合いで、
金色と朱の江戸打ち紐が互いに引き立てあっています。