八脚案を製作しました。
幅75cm奥行き30cm高さ80cmで、
材質はスプルース材です。
脚部は分解のできるジョイント金具仕様です。
金具は、天板の裏側に直接埋め込むこともできます。
しかし長期間分解した状態にされると、
天板に若干の反りが生じることがあり、組立にくくなります。
天板の反りが出にくいように、
天板裏に蟻差しで桟を入れ、その裏に金具を埋め込みました。
拝殿の神具をしつらえました。
奥には 正絹本倭錦の御簾(ブログNo.565)、
その前には八脚案(神饌台)(ブログNo.572)を据えております。
御簾は 前後から見えるので両面仕立です。
拝殿中央に座すると、社殿の後背から光が差し込み、
明暗の対比の中で心鎮まる空間になりました。
拝殿前正面には、鈴と鈴緒(ブログNo.593)をしつらえています。
師走の光が鈴を清々しく照らしているようです。