修理・修復

三味線 ほぞ破損の修理

2012年2月21日 by sporder

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三味線 ほぞ破損の修理

地唄三味線のほぞの破損を修理しました。

高級材の紅木(こうき)ですが、 ほぞの部分が3箇所折れ、
使用ができない状態でした。

三味線の専門職人の手によって、 ほぞが綺麗に埋め込まれ、
組み上げても継目にひっかかりがなく、
元の演奏できる状態に戻りました。

赤ぼんぼり(赤雪洞) 火袋張り替え 赤正絹羽二重布

2012年2月12日 by sporder

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赤ぼんぼり(赤雪洞) 火袋張り替え  赤正絹羽二重布 

赤ぼんぼりの火袋を張替ました。

直径57cmの大型の火袋で、 
長年の御使用によって、布が劣化し破れたり剥がれたりしておりました。  

専門職人の手によって、一枚づつ丁寧に赤色の正絹羽二重布が張られ、
元のかたちにおさまりました。      

ぼんぼりは、まわりを明るくする照明という機能だけでなく、 
神殿に穏やで神々しさ醸し出す 雰囲気を作り出すものでもあります。

太鼓塗り替え 吊金具取り替え

2012年1月28日 by sporder

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太鼓塗り替え 吊金具取り替え   

太鼓全体を塗り替えました。 
直径2尺2寸(約67cm)の大型の太鼓で、
黒の本漆で仕上げ、面の巴と胴には、本金箔を押しています。  

胴の吊金具が、経年のご使用で磨耗しておりましたので、
お取換しました。

六角吊灯篭 修理 鍍金直し

2012年1月16日 by sporder

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六角吊灯篭 鍍金直し   

六角吊灯篭を修理しました。 

現状は、 全体に錆が出て
土台の軸受けや扉の打ち掛け金具の欠如などがあり、
組み上げることすらできない状態でした。 

専門職人の手によって、 
破損部分の金具の取り替えや、歪みの補正がなされ、 
本金メッキが施されると、
六角吊灯篭の本来の輝きを取り戻しました。

霊璽(御霊代、御霊箱) 覆(おおい)取替え  

2011年10月23日 by sporder

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霊璽(御霊代、御霊箱) 覆取替え

霊璽(御霊代、御霊箱)の覆いをお取り替えしました。
赤系、青系、白系の錦や金襴の中から、
青系の金襴をお選びいただき、お仕立てしました。

霊璽の覆いは、布だけのものや、
神鏡、飾り房等の付いたものなど各種の仕様がございます。

御霊の社(御霊舎)に納められた霊璽は、
参拝される際にも目に触れるものではありませんが、
年祭など節目の時に覆いをお取替えされることは、
御霊を偲ぶ意味でも良きことであると思います。

御社 扉修理

2011年10月17日 by sporder

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御社 扉修理

御社の扉を修理しました。
開扉の際に、扉に亀裂が入り割れたため、

左右の扉部分のみをお取替えしました。 
材質は、現状と同じ木曽桧材です。 

扉の破損(亀裂)は、湿気が多く木が膨らむ梅雨時や、
永らく開扉されず扉の軸に桧のヤニ(油分)が固まっているとき、 
扉を一気に強く開くと、軸の回転が扉の引きに着いてこれずに
起こることが多いです。
対策として、日ごろから開扉の際には、軸の回転を感じながらゆっくりと開け、

硬い場合は 扉の軸に近いところを持って前後に優しく揺らし、
軸のすべりを良くして開けることが肝心です。

太鼓塗り替え(太鼓塗替) 板火炎 1尺6寸

2011年9月28日 by sporder

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太鼓塗り替え(太鼓塗替) 

直径が1尺6寸(約48cm)で、板火炎仕様の太鼓を塗り替えました。  
約2ヶ月の時間をかけて台の補修と塗り替えを行い、
火炎の水玉は外して梅鉢紋を付け替え、
太鼓台には新調の飾り金具を取り付けました。  

塗り替え前と比べると、
金具が付くことで台全体に立体感が出て、
ひと回り大きくなったように感じます。

鈴緒 下垂れ取替え(取り替え)

2011年9月27日 by sporder

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鈴緒下垂れ 取替え  

鈴緒の下垂れをお取替えしました。
全長3尺(約90㎝)の鈴緒で、 
経年による風雨とご参拝によって擦り切れた下垂れの補修です。  

今回は、鈴緒本体が三色巻きのため、 
下垂れも 生成りの麻緒に赤く染めた麻をを2箇所入れております。

生成りに赤が映え、穢れのない清らかさが感じられます。

太鼓塗り替え (太鼓塗替)

2011年8月29日 by sporder

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太鼓塗り替え

8月23日掲載(No.474)の金具取り付け作業が完了し、 納入しました。

自然豊かで緑に囲まれた、神殿にしつらえました。

縁側から見える明るく爽やかな木々と、神殿内の陰影によって、
漆と本金箔で仕上げらた太鼓が より深みある色に見えます。

太鼓塗り替え 片面  

2011年8月27日 by sporder

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太鼓塗り替え 片面

太鼓を塗り替えました。
直径2尺3寸(約70cm)の大型の太鼓で、
片面のみを塗り替えです。

経年のご使用で、表面に細かい割れと
漆面の曇り等の劣化が見られましたが、
下地から造り直し、
本漆で仕上げた上に、本金箔で三つ巴がを描いております。

大きな太鼓の一面を、鏡のように仕上げるのは、熟練の塗師の技といえます。