修理・修復

太鼓塗り替え(太鼓塗替) 板火炎 1尺6寸

2011年9月28日 by sporder

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太鼓塗り替え(太鼓塗替) 

直径が1尺6寸(約48cm)で、板火炎仕様の太鼓を塗り替えました。  
約2ヶ月の時間をかけて台の補修と塗り替えを行い、
火炎の水玉は外して梅鉢紋を付け替え、
太鼓台には新調の飾り金具を取り付けました。  

塗り替え前と比べると、
金具が付くことで台全体に立体感が出て、
ひと回り大きくなったように感じます。

鈴緒 下垂れ取替え(取り替え)

2011年9月27日 by sporder

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鈴緒下垂れ 取替え  

鈴緒の下垂れをお取替えしました。
全長3尺(約90㎝)の鈴緒で、 
経年による風雨とご参拝によって擦り切れた下垂れの補修です。  

今回は、鈴緒本体が三色巻きのため、 
下垂れも 生成りの麻緒に赤く染めた麻をを2箇所入れております。

生成りに赤が映え、穢れのない清らかさが感じられます。

太鼓塗り替え (太鼓塗替)

2011年8月29日 by sporder

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太鼓塗り替え

8月23日掲載(No.474)の金具取り付け作業が完了し、 納入しました。

自然豊かで緑に囲まれた、神殿にしつらえました。

縁側から見える明るく爽やかな木々と、神殿内の陰影によって、
漆と本金箔で仕上げらた太鼓が より深みある色に見えます。

太鼓塗り替え 片面  

2011年8月27日 by sporder

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太鼓塗り替え 片面

太鼓を塗り替えました。
直径2尺3寸(約70cm)の大型の太鼓で、
片面のみを塗り替えです。

経年のご使用で、表面に細かい割れと
漆面の曇り等の劣化が見られましたが、
下地から造り直し、
本漆で仕上げた上に、本金箔で三つ巴がを描いております。

大きな太鼓の一面を、鏡のように仕上げるのは、熟練の塗師の技といえます。

太鼓台金具取り付け  

2011年8月23日 by sporder

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太鼓台金具取り付け

太鼓台の錺金具(飾金具)を取り付けています。
太鼓の塗り替えの最終工程で、塗師によって本漆で塗り替えられた太鼓台に、
本金鍍金(メッキ)された金具を、本金鍍金の釘で取り付けて完成となります。

今回の一部の金具には、同じ位置のものでも、 
菊と牡丹モチーフの配置を変えて変化をもたせています。
この違いは、製作に携わった者しかわからないことですが、 
あえて僅かな変化をもたせることに 職人のこだわりが感じられます。

太鼓塗り替え (太鼓塗替え)

2011年7月29日 by sporder

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太鼓塗り替え  

太鼓の塗り替えが完成しました。  
約2ヶ月の期間をかけて、
生地の歪みや破損部分の修正、塗り、金具の鍍金等 
各専門職人の手を経て、金具の取り付け、 組み上げ確認を行います。

塗り替え前の状態と比べ、 輝きはもちろんのこと、
太鼓としての佇まいが際立って良くなったように思います。

太鼓台 塗り替え 金具取り付け

2011年7月27日 by sporder

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太鼓台 塗り替え 金具取り付け  

太鼓台の金具を取り付けています。 
太鼓本体及び、太鼓台、鉦鼓台の全体塗り替えとして
お預かりしているものです。

台本体は、塗師によって新品同様に塗りかえられ、
金具類も職人によって本金鍍金をかけられ、
すべての部品を組み上げる工程に入りました。

今回の金具は、脚部のラインに沿って綺麗に仕上げられており、
金具を取り付けていても、気持ちよくおさまってゆきます。

作業場の前から差し組む自然光によって、
金具は、本金鍍金独特の高貴な輝きを放っています。

胴長太鼓 革張替 

2011年7月18日 by sporder

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胴長太鼓 革張替  

胴長太鼓の革を張り替えました。 
直径1尺8寸(約54cm)の大型の太鼓で、
長年のご使用で革に緩みが出ており、 両面とも張り替えております。 

先日も職方と話をする機会があり、
『革の張り具合も、基本を大切にしながら、従来のかたちに固執することなく、
今のお客様のご要望に合わせて変化させている』とのこだわりを聞きました。 

張りあがった革の縁に並ぶ、鋲が等間隔に一線に並ぶさまからも、
技術の高さがうかがえます。

朱塗りぼんぼり 火袋張替

2011年7月17日 by sporder

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朱塗りぼんぼり 火袋張替え  

朱塗りのぼんぼりの火袋を張り替えました。  
厚みのある、小葵の地模様の入った交織布を使用し、
職人の手によって、1枚づつ丁寧に張り上げられました。 

ぼんぼりに灯が灯ると、火袋からこもれ出る光が、
まわりを穏やかに照らし出します。

楽太鼓 片面塗り替え 本金箔仕上げ  

2011年6月16日 by sporder

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楽太鼓 片面塗り替え 本金箔仕上げ

楽太鼓の片面を塗り替えました。
長期の御使用で、彩色や金箔、下地の漆が剥がれ、
太鼓の革面が見えてきたのを機会とされての修理です。

塗り替えは、漆をかけて下地をつくり、
表面を整え、本金箔を押しています。
裏面は、三つ巴の獅子柄をそのままに残しています。

獅子の図柄は、絵師によって 獅子のかたちや彩色の細かな色あいが異なり、
それが絵師の個性であり、美的センスであると思います。