御簾 (神殿用 長尺) 一本返し編み(表裏編み) 赤地白紋 雅 Z
御簾をお仕立てしました。
神殿に設えるもので、全幅260cm、丈27cmの長尺の御簾です。
長い御簾のため、反りが出にくいように、
竹を表裏交互にする一本返し編みです。
標準寸法の御簾場合、房二本が基本ですが、神
殿全体のバランスを考えて2段染めより房を四本お付けいたしました。
大きな御簾であっても、 職人の手業によって、
乱れることなく一節づつ揃えられ、
整った『かたち』に仕上げられています。
鞘建宮(鞘立宮)を設置しました。
社業のご繁栄と安全を祈願して、十年毎にお取り換えされ、
今回で三回目の納入です。
鳥居は朱色で塗り替え、御額(ブログNo.709)は同じく新調しております。
真新しい白木の社殿と、神域を示す朱色の鳥居、
皐月の新緑が相まって、清々しい雰囲気漂う空間となりました。