楽器類

楽太鼓用  撥 黒塗り革巻き

2013年4月25日 by sporder

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楽太鼓用  撥 黒塗り革巻き

楽太鼓用の撥を御用意しました。

直径1尺8寸(約54cm)の楽太鼓にご使用されます。 

全長9寸(約27cm)、素材は木製で、先端には白革が巻かれ、
柄は黒塗りで中が膨らんだ形状です。  

今回御用意したものは、標準的な仕様ですが、
頭の下部と、柄の先端に飾り金具を付けると、
より華やかなかたちになります。

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太鼓革 片面張り替え 吊金具、座金取り替え

2013年4月22日 by sporder

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太鼓革 片面張り替え吊金具、座金取り替え  

太鼓の革を片面張り替えました。
 
直径1尺8寸(約54cm)の大きい太鼓ですが、
永年のご使用で革の一部が破れておりました。 

太鼓職人の手によって張り替えられ、
縁は綺麗に揃った二重鋲で仕上げられています。 

側面の吊金具と座金も、本金メッキ仕様のものにお取り替えしております。
 

この後、塗師によって、塗り仕上げが施されます。

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太鼓、太鼓台塗り替え2 (太鼓台、鉦鼓台)

2013年4月16日 by sporder

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太鼓、太鼓台塗り替え2 (太鼓台、鉦鼓台)

太鼓、鉦鼓の塗り替えが完成しました。 

塗師によって本漆と本金箔で仕上げられた台に、
本金鍍金を施した飾り金具を取り付けました。
 (ブログNo.1002) 

様々な職人の手業が結集された部品を組み上げ、
数歩下がって眺めると、新品同様の輝きで、
新たな太鼓として生まれ変わったように感じます。

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太鼓、太鼓台塗り替え1 (太鼓台、鉦鼓台 金具取付) 

2013年4月13日 by sporder

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太鼓、太鼓台塗り替え1 (太鼓台、鉦鼓台 金具取付) 

黒漆と本金箔で塗り替えられた、太鼓台、鉦鼓台に
金具を取り付けています。 

太鼓台は丸枠の内寸が2尺5寸(約75cm)の大型の台です。 

本金鍍金を施した金具を1枚づつ、本金メッキの釘で取りつけます。 

同じ大きさの金具でも、 取り付ける位置によって図柄の向きが異なり、
細部にまでこだわる 金具職人の思い入れがうかがえます。

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楽太鼓 本金箔仕上げ 彩色前 

2013年4月11日 by sporder

  bettyuu1000-31000楽太鼓 本金箔仕上げ 彩色前  

楽太鼓を製作しております。 

直径1尺8寸(約54cm)の標準的な寸法の太鼓です。 

太鼓職人によって丁寧に仕上げられた平太鼓に、
塗師が漆をかけた上に本金箔で仕上げております。

本金箔の太鼓面や側面の胴部分は、
箔の継ぎ目がわからないくらいに均一で、
鋲の細部にわたって丁寧な仕事がなされています。 

このあと、絵師によって 三つ巴の獅子等の図柄の彩色が施されます。  

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平釣太鼓台(平吊太鼓台) 

2013年3月20日 by sporder

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太鼓1尺3寸用 ラワン製  

平釣太鼓台を製作しました。 

直径1尺3寸(約39cm)の胴の浅い平釣太鼓用の台です。 

幅72.5cm×奥行34cm×高さ8.35cmの標準寸法、
材質はラワン材でニス引き仕上げです。  

太鼓台はご指定の寸法と材質(ラワン材、桧材)で製作いたします。

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太鼓房 より房二重頭 紫白2段染め 1尺3寸 

2013年3月11日 by sporder

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太鼓房 より房二重頭 紫白2段染め 1尺3寸  

太鼓房を製作しました。  

大型の太鼓の丸枠左右に設えるものです。 

房本体の長さが1尺3寸(約39cm)、全長93cmです。  

仕様は二重頭のより房、色は白と紫の二段染めです。 

房に釣り合太めの胴芯紐は、職方の熟練の技で、
揚巻と菊が二段に結ばれています。

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太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)塗り替え 板火炎仕様2-2

2013年2月14日 by sporder

bettyuu954-5954太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)塗り替え 板火炎仕様2-2  

昨日のブログ(No.953)の続きです。  

太鼓台・鉦鼓台も太鼓同様に、黒漆と本金箔で仕上げました。 

上部の火炎には、意匠化された水玉が彫り込まれております。 

飾り金具が無いため、一見質素にも見えますが、
無意識のうちに 丸みをおびた水玉に引き込まれ、
説得力のあるかたちに思えます

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太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)塗り替え 板火炎仕様2-1  

2013年2月13日 by sporder

bettyuu953-1953太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)塗り替え 板火炎仕様2-1  

太鼓、太鼓台、鉦鼓、鉦鼓台(すりがね台)を塗り替えました。 

太鼓本体は以前のブログ(No.908)でご紹介いたしましたように
革の張り替えを行い、
そのあと本漆と本金箔で塗り上げております。 

塗り替え前の状態が想像できないほど、 
鋲一本に至るまで専門職人の手によって丁寧に塗り上げられました。 

鉦鼓は黒の色を付け直しました。

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太鼓塗り替え(片面) 直径2尺(約60cm) 本漆 本金仕上げ

2013年1月26日 by sporder

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太鼓塗り替え(片面) 直径2尺(約60cm) 本漆 本金仕上げ    

太鼓を塗り替えました。
 

経年のご使用で、巴部分の金箔が剥がれ、 
黒い漆部分にひび割れが入り、一部下地が出ておりました。 

先日、塗師の若親方と、太鼓の塗りについて話をする機会がありました。 

太鼓の塗りの中で、太鼓面は一番気を使う場所で、
厚く塗ると光沢は出ますが、ひび割れが入りやすく、 
薄いと割れにくいですが、光沢が出ないということで、
双方のバランスを取るのがとても難しいということです。

特に塗り替えの場合には、革が柔らかくなっているために、
その難度が格段に高くなります。
 

仕上がった太鼓を見ると、 周りを映し出す鏡面のように見事な出来栄えですが、
その背景には職人の伝承の技があります。

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