ブログNo.2245
御造営神具 2
海老錠 6寸 本金メッキ直し
海老錠をメッキ直ししました。
三連扉前の海老錠が20年の経年劣化で、
メッキがはがれておりました。
幸いに扉が内部で、風雨にされされない場所であったため、
錠前の機能が損なわれておらず、
メッキ直しだけで再生できました。
海老錠は、
飛鳥時代にはその基本構造(ばね式)は完成されており、
時代の変遷とともに 装飾的要素が加わり、
海老のような形に変化したと推測されます。
呼称の海老は、夜行性の生態から、
夜間もご神前を守るという意味が重ねられているのかもしれません。
現在の形状は、龍頭が向かい合う形になっております。