2016年12月
2016年12月10日 by sporderブログNo.2181
高張提灯 1尺4寸 底割れ油引き 社名 左右紋入り 巾着 稲荷玉
高張提灯を製作しました。
直径1尺4寸(約40㎝の高張提灯で、
師走にご奉納されます。
正面には『社名』、後面には『ご奉納者名と年月日』、
左右には紋を入れております。
左右に配された赤色の『巾着』と『稲荷玉』は、
非常に印象的な意匠で、
大切に代々継承されている日本特有の美しいデザインといえます。
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2016年12月9日 by sporderブログNo.2180
山の辺の道 師走の早朝
師走、早朝の山の辺の道です。
道沿いの田んぼに立つ多数の稲束を見ると、
時がゆっくり、年の瀬へ流れていくようです。
柿畑では偶然にも、
程よく色づいた2個の柿が残っていました。
道沿いから彼方南方向を見渡せば、
大和三山や二上山を見渡すことができ、
今日が何か特別な日のように感じてしまいます。
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2016年12月7日 by sporderブログNo.2179
円座 イ草製 2尺1寸(約64㎝) 組編み(とび)
円座を製作しました。
祭典時に神殿でご使用されます。
直径2尺1寸(約64㎝) 、編み方は畝の小さな組編み(トビ)です。
特別な道具を使わず、ほぼ手感覚だけで円形に編み上がる技術はまさしく
熟練の手業であり、
その技術は先代から大切に継承されたものです。
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2016年12月6日 by sporderブログNo.2178
御簾 正絹本倭錦 絹糸一本返し編み 151×75(パイプ入り60㎝仕上)30㎝巻上
御簾をお仕立てしました。
ご家庭の神床に設えられます。
幅151cm丈75cm(パイプ入り60cm仕上)、
竹は絹糸一本返し編み、布は正絹本倭錦、
房は麻房3段染です。
数本の絹糸を使って編み上げる絹糸編みは、
綿糸に比べ編み糸に盛り上がるような質感があり、全
体の仕上がりに格調高さが感じられます。
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2016年12月5日 by sporderブログNo.2177
八足(八脚案)桧製 1尺4寸 高さ40㎝
八足(八脚案)を製作しました。
ご家庭の神床前に設えられます。
幅1尺4寸(約40cm)奥行23㎝、高さは40㎝です。
天板は木曽桧材、脚部は吉野桧材を使用し、
天板と脚部は蟻差しで組み立てる仕様です。
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2016年12月4日 by sporderブログNo.2176
揚巻房 赤より房平頭 5寸
揚巻房を製作しました。
地車(だんじり)の装飾として設えられます。
房の本体が5寸(約15㎝)、より房平頭赤一色、
結びは揚巻(あげまき)です。
平安時代の稚児の髪型に由来すると伝えられる『揚巻結び』は、
御簾、幕、神殿調度をはじめ、
日本のしきたりや設えなど様々なところに見ることができます。
そのシンプルでありながら美しい形状は、
日本らしさが想起される伝統のかたちです
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2016年12月3日 by sporderブログNo.2175
神殿神具⑩ 神具の設え3
拝殿の正面上部には、額(ブログNo.2161)をお取り付けいたします 。
内陣の御社前に
それぞれに合わせた白木ぼんぼり(ブログNo.2168)と
赤ぼんぼり(朱塗り)を据えることが最終ピースで、
神殿神具の設えは完成となります。
職人の気持ちが込められたひとしな一品が、
神殿として一体となる瞬間です。
人気のない神殿に差し込む冬の日差しは、
透明感のある光で、
普段以上にクリアーで美しく、
このひと時を大切にしたいと思える瞬間でもあります。
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2016年12月1日 by sporderブログNo.2174
神殿神具⑨ 神具の設え2
神殿の内陣、外陣ともに御簾(ブログNo.2162)を設えました。
竹は綿糸一本返し編み、布は赤地白紋(金紋)雅、
房はより房2段染です。
外陣の5枚割りはじめ、内陣の3枚割の御簾は、
天布(横布)立布とも、分割されている違和感が無いように、
左右に接するところは柄合わせがなされております。
神殿の空間の一部に御簾がおさまることで、
周りの神具を一層引き立てるだけでなく、
気高い特別な場所という雰囲気が醸し出されます。
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