古代帽を製作しました。
生地は黒地で、
地模様は入りません。
奈良時代の文官が着用したものが起源とつたえられる古代帽は、
明治時代には法服の帽子にも採用されました。
そして、より洗練した形で現代に継承されています。
正面から見た形と、側面からのかたちの趣が異なり、
後部の2本の垂れと上部のボリューム感が特徴的です。
子ども用の千早をご用意しました。
御造営祭典の際に、緋袴、白衣の上にお召しになります。
普段とは違う『ハレ』の衣裳を召された子どもたちは、
緊張と嬉しさが交錯したはにかんだ様子で、
その姿を眩く見守る親御さんや村の方々の姿が目に浮かぶようです。