ブログNo.3762
太鼓塗り替え 両面 2尺1寸
本漆上塗り本金箔仕上げ
太鼓を塗り替えました。
百周年記念祭を前に太鼓の修理です。
直径2尺1寸(約63㎝) の大型の太鼓で、
長年のご使用で金箔や漆面が剥がれておりました。
専門の塗師の手により、表面を剥がし、
下地が整えられ、全体に黒漆がかけられました。
その後側面全体が箔押しされ、
打面に左三つ巴の紋様が金箔で精巧に描かれております。

ブログNo.3524
太鼓塗り替え 1尺6寸×7寸 本漆上塗り本金箔仕上げ
太鼓を塗り替えしました。
直径1尺6寸(約48㎝)奥行7寸(約21㎝)の太鼓です。
長期のご使用で太鼓面の漆と金箔が剥げておりました。
専門の塗師にって、塗り替え作業が行われました。
表面の漆をはがし、下地を整えたうえで黒の本漆で仕上げます。
漆が乾くと太鼓面には左三つ巴を金箔で描き、
側面もすべて金箔で仕上げております。
太鼓面への塗りは、高度な塗の技術が必要となります。
厚く塗りすぎると割れの原因になり、薄すぎると光沢が出ません。
楽器としての目的を果たしながら、
美しい太鼓面にに仕上げる技術は、先代から受け継ぐ塗師の技法といえます。