装束類

兜 立物  本金メッキ 社紋入り(左三つ巴)

2013年10月20日 by sporder

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立物を新調しました。 

秋の祭典に着用される兜の立物で、
紋は社紋の左三つ巴です。  

専門の錺り金具職人の手によって製作された立物は、
直径9cm、厚み1cm、
本金鍍金で仕上げております。  

兜の中心に納まった三つ巴の社紋が、 
品良く輝いています。

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鉢巻 社名、日の丸入り

2013年10月18日 by sporder

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鉢巻 社名、日の丸入り 

鉢巻を製作しました。 

御造営の祭典当日、 
お神輿を担ぐ氏子様が、頭に巻かれます。

全長90cm、幅36cm 
中心に日の丸、上部に『奉竣』、左右に、社名・年月日を入れております。  

日の丸の配置は、三つに折りたたんだときに、
文字と日の丸とのバランスを取れるように配しております。

 

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桧扇 修理 糸取り替え

2013年8月1日 by sporder

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桧扇 修理 糸取り替え   

桧扇を修理しました。 

桧扇は、桧の薄板が糸で綴じられており、
非常に繊細な扇です。 

糸が切れ、扇面の一部に亀裂が入っておりました。 

亀裂がひどい場合は、その部分だけお取換えをしますが、
今回は裏面からの補強で対応し、糸を綴じ直しております。 

出来上がった桧扇三面を並べると、
描かれている図案は異なりますが、それぞれに美しく、
絵師の個性が感じられます。

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小忌衣 襟型

2013年6月7日 by sporder

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小忌衣 襟型

襟型の小忌衣を製作しました。 

身頃のない 襟のみの仕様で、 
綿地紫染め、紋は白抜き、 飾り紐が付いています。 

胸元には抱き花杏葉、 
襟後には丸に三つ葉葵の紋を染め抜きました。 

大祭の祭典時に、氏子方々一同が着用されます

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古代帽 テトロン地

2013年5月6日 by sporder

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古代帽 テトロン地 

古代帽を製作しました。 

祭典に着用されます。 

生地はしなやかなテトロンの黒地で、
地模様は入りません。 

古代帽は奈良時代の文官が着用した帽子の形がその起源といわれ、
明治時代には法服の帽子にも採用されました。

そして、より洗練した形で現代に継承されています。

上部の盛り上がりと、後部の2本の垂れた形からは、 
特有の格調の高さが感じられます。

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小忌衣(おみごろも) テトロン 社紋入り

2013年4月17日 by sporder

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小忌衣(おみごろも) テトロン 社紋入り 

小忌衣をお仕立しました。 

生地は白地の小葵地模様入りのテトロンです。  

社紋をこげ茶色で、
胸に2箇所、背に1箇所入れております。   

小葵柄の地模様の入った白生地に、
僅かに見える古代紫の胸紐が上品に釣り合っています。

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子供用装束 白地 胸紐白紫

2013年1月15日 by sporder

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子供用の装束をお仕立しました。 

お祭りの際に着られるもので、素材は白の綿地です。  

袖の紐は古代紫、 
胸紐には古代紫と白を染分けた紐を使用しております。
  
楚な装束を、小学校低学年の方がお召しになった姿を想像すると、 
御年よりも年上の 凛とした少年に見えるように思います。

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楽人服(海松色)

2012年12月1日 by sporder

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楽人服(海松色)   

楽人服を製作しました。 

布地は海松色(みるいろ)で、つゆ紐や胸紐等は白紫のぼかしです。 

最近は雅楽の演奏が各所で行われる機会が増え、
雅楽を演奏する楽人の衣装も舞台栄えするように、
狩衣等明るい色合いのものも見受けられます。 

しかし、宮内庁の楽人は、演奏に海松色の装束を着用されることから、 
楽人服の基本色は海松色とされています。 

オリーブグリーンと茶系色の糸で織りあげられておりますので、
光の当たり具合や、見る角度、装束の動きによって、違った色に見え、
奥ゆかしさを感じる色合いといえます。

布衣と差袴 本麻生平製 深緑色

2012年10月12日 by sporder

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布衣と差袴 本麻生平製 深緑色

布衣と差袴をお仕立しました。 

秋祭りで、太鼓踊りの御奉納の時に着用されるものです。 

上下とも、生地は厚みのある本麻生平で、
色は永年に継承された深緑色です。

大勢の晴れやかなはっぴ姿の中で、 
落ち着きのある深緑の装束は、 
堂々とした存在感で際立つように思います。

祭半纏(祭伴天、 祭はっぴ)

2012年10月7日 by sporder

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祭半纏(祭伴天、 祭はっぴ)

祭りのはっぴを製作しました。
子供用から大人用まで、同じデザインで、
先代より伝わる伝統の『かたち』です。

素材は厚みのある綿地で、
襟はこげ茶と白の縞が入り、
裏面には やや上目に『水』の文字が染め抜かれています。

背面下部に縫い付けられた
こげ茶と白の縞の意匠が特徴的です。

伝統の文字を背負い、子どもと大人が同じはっぴを着て、
祭りに参加する姿は壮観です。