祭具

金幣 釣り下げ型(吊り下げ型) 本金箔押し   

2011年8月28日 by sporder

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金幣 釣り下げ型(吊り下げ型) 本金箔押し   

金幣を製作しました。 
細かな幣がつながり、下部に鈴が付いた釣り下げ型(吊り下げ型)で 、
幣には本金箔を押しています。

台座は、十字足に持ち送りのついた八双台です。 

窓辺に金幣を置くと、
人が感じないような、僅かな風の流れに幣が揺れ、

『涼やかな』 という言葉どおりの 鈴の音が聞こえます。

大型御幣 (幣と幣串)

2011年8月25日 by sporder

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大型御幣 (幣と幣串)

大型の御幣を製作しました。
神社の当家にあたるお家が、毎年一柱ずつ奉納されるものです。

幣串は全長約160cm で材質は吉野桧材です。
幣は左右に五枚づつ垂れがあります。

御幣のかたちは、地域の風習や、神社の伝統によって様々で、
幣串の先端の形状や垂れの数(四垂れ、五垂れ等)、
紙の枚数、紙の色の組合わせ(白、紅白、五色)、
水引や麻緒の有無等、それぞれ異なります。

ただ、 それぞれが永年にわたって大切に守れていることを考えると、
できるだけ正確にお見本どおりにおつくりすることが、
私どもの務めであると 強く思います。

戸帳(門帳) 社紋入り  

2011年8月21日 by sporder

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戸帳(門帳) 社紋入り   

戸帳(門帳)をお仕立しました。 
生地は上紡緞子で、 布筋は赤紫、 社紋(下がり藤)を摺り入れております。 
仕立ては、綿の裏地を付けた裏付き仕立てです。 

純白というより、温かみのあるスノーホワイトの上紡緞子に、
茶色に刷り込まれた下がり藤の社紋が 上品におさまっています。

御神体箱 木曽桧  

2011年8月20日 by sporder

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御神体箱 木曽桧

御神体をおさめられる箱を製作しました。 
材質は木曽桧材で、 正面は引き上げ式です。 
寸法は、幅80×高さ180mmで厚みは、
一般のお札入れより深くしております。 

御神体箱は、桧材の他に、桐材で製作することもございます。


八足(八脚案)  木曽桧材 1尺5寸

2011年8月17日 by sporder

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八足(八脚案)  木曽桧材 1尺5寸

八足(八脚案)を製作しました。 
幅1尺5寸(約45cm) 奥行8寸(約24cm)、 高さ1尺5寸(約45cm)です。 
天板は木曽桧材で、厚みは1寸(約3cm)です。  

又と同じものがない桧材の木目には、
黄金比や大和比(白銀比)といった、整ったバランスとは違う、
自然がもたらしてくれる 偶然の美しさを感じます。 

矢 矢羽白、茶

2011年8月14日 by sporder

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矢 矢羽白、茶  

神事でお使いになる矢をご用意しました。 
矢羽が白色と茶色のもので、箆(の・・・軸)は竹製です。   

神社に伝わる作法にのっとって、的に射られます。 

弓矢は、実際に射られるほかに、神殿内の調度してもしつらえられます。

布製 五色鈴緒 4尺  

2011年8月13日 by sporder

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布製 五色鈴緒 4尺  

五色の鈴緒を製作しました。 
神社の拝殿に鈴と一緒に掛けられるもので、
今回は全長4尺でお仕立しました。  

五色の鈴緒は、単体で掛けられるほかに、
綱の鈴緒と一緒や、二組を合わせたり
紅白のみにされたり と、 

神社の伝統や地域の風習によって いろいろなかたちがあり、 
製作しながらにも、興味深いものです。

額表装(扁額) 

2011年8月9日 by sporder

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額表装(扁額)  

額を表装し、枠を新調しました。 
ご用意いただいた本紙に、金を覆輪を入れて表装し、 
本紙保護のために表面にアクリル板をはめ込んでおります。 

白地に金色の覆輪が入ることで、
清楚ながら引き締まった額に仕上がりました。

幕 テトロン 梅鉢紋入り

2011年8月7日 by sporder

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幕 テトロン 梅鉢紋入り

幕を製作しました。
寸法は 幅150cm 丈60cmです。
生地は、テトロンで 紫色に染め、丸に梅鉢紋を白で染め抜いています。

テトロン生地は、天竺等の綿生地やテトロン縮緬に比べ、
軽くてしなやかな風合いです。

今回は、紫色の揚巻(房)を組み合わせましたが、
その他にも、赤、緑、白、朱色等があり、
房の色が変わるだけで、 幕全体の趣も大きく変わります。

壁代(かべしろ)、戸帳(とちょう) 

2011年7月28日 by sporder

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壁代(かべしろ)、戸帳(とちょう) 

ご家庭の神床の壁代をお仕立しました。 
御霊舎をお祀りされるにあたり、神床をより神聖な場とされるため、
神床の三面(後面と両側面)に設えらるものです。 

お仕立は、人絹緞子の生地に紫色の布筋を入れております。 
布筋は、三面の寸法に合わせてバランスよく収まる位置に取り付けました。 

壁代に囲まれた御霊舎は、
『凛』ということばがふさわしい、気高い雰囲気に包まれています。