経年により、社殿の扉の根元部分が割れ、
開閉に支障でる状態でした。
幸いに御扉を取り外せる仕様でしたので、
お扉をお預かりし修理を行いました。
扉全体を一旦分解し、破損した軸部分のパーツを新たに製作、
元通りに組み立てました。
扉金具も現状の配置で、銅地本金メッキの金具を新調し、
六葉金具も新たにお取り付けしております。
扉の後ろには、中割れ 布筋2本の戸帳も
寸法にあわせてお仕立てしております。
今回の修理で 大切に継承された『地域方々の気持ちの拠り所のかたち』が
次の世代の方々にも大切にお伝えできる事と存じます。