ブログNo.1916
壁代 人絹緞子 181×91cm 朽木入り 布筋無し
壁代をお仕立てしました。
村の神社の御造営で、
社殿改修の一環として、
内装等の設えを新調されます。
社殿内部の壁面に張る布は、
一般に壁代(かべしろ)と称されます。
幅181cm丈91cm、布は人絹緞子の単仕立て、
朽木摺り柄入り、布筋無し仕様です。
小葵の地模様の入った布に、こげ茶の朽木柄が映え、
慎ましやかな美しさが感じられます。
朽木柄は朽ちた木や、
木が朽ちていく様を文様としたものとされていますが、
自然の朽ち行く移ろいにも美を感じるのは
日本人特有の感性といえるでしょう。