装束類

小忌衣(おみごろも) テトロン 社紋入り

2013年4月17日 by sporder

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小忌衣(おみごろも) テトロン 社紋入り 

小忌衣をお仕立しました。 

生地は白地の小葵地模様入りのテトロンです。  

社紋をこげ茶色で、
胸に2箇所、背に1箇所入れております。   

小葵柄の地模様の入った白生地に、
僅かに見える古代紫の胸紐が上品に釣り合っています。

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子供用装束 白地 胸紐白紫

2013年1月15日 by sporder

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子供用の装束をお仕立しました。 

お祭りの際に着られるもので、素材は白の綿地です。  

袖の紐は古代紫、 
胸紐には古代紫と白を染分けた紐を使用しております。
  
楚な装束を、小学校低学年の方がお召しになった姿を想像すると、 
御年よりも年上の 凛とした少年に見えるように思います。

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楽人服(海松色)

2012年12月1日 by sporder

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楽人服(海松色)   

楽人服を製作しました。 

布地は海松色(みるいろ)で、つゆ紐や胸紐等は白紫のぼかしです。 

最近は雅楽の演奏が各所で行われる機会が増え、
雅楽を演奏する楽人の衣装も舞台栄えするように、
狩衣等明るい色合いのものも見受けられます。 

しかし、宮内庁の楽人は、演奏に海松色の装束を着用されることから、 
楽人服の基本色は海松色とされています。 

オリーブグリーンと茶系色の糸で織りあげられておりますので、
光の当たり具合や、見る角度、装束の動きによって、違った色に見え、
奥ゆかしさを感じる色合いといえます。

布衣と差袴 本麻生平製 深緑色

2012年10月12日 by sporder

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布衣と差袴 本麻生平製 深緑色

布衣と差袴をお仕立しました。 

秋祭りで、太鼓踊りの御奉納の時に着用されるものです。 

上下とも、生地は厚みのある本麻生平で、
色は永年に継承された深緑色です。

大勢の晴れやかなはっぴ姿の中で、 
落ち着きのある深緑の装束は、 
堂々とした存在感で際立つように思います。

祭半纏(祭伴天、 祭はっぴ)

2012年10月7日 by sporder

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祭半纏(祭伴天、 祭はっぴ)

祭りのはっぴを製作しました。
子供用から大人用まで、同じデザインで、
先代より伝わる伝統の『かたち』です。

素材は厚みのある綿地で、
襟はこげ茶と白の縞が入り、
裏面には やや上目に『水』の文字が染め抜かれています。

背面下部に縫い付けられた
こげ茶と白の縞の意匠が特徴的です。

伝統の文字を背負い、子どもと大人が同じはっぴを着て、
祭りに参加する姿は壮観です。

冠 縁の修理 芯棒の取替え

2012年9月12日 by sporder

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冠 縁の修理   芯棒の取替え   

冠の縁を修理しました。 

永年の御使用で、下部の縁が擦り切れて、
下地の和紙が見え、一部は湿気が入り膨らんでいる状態でした。  

職人の手により、下地を固めて、
黒色を数回に分けて塗ることで、お使いいただける状態に戻りました。 

冠の一つは、心棒が折れておりましたので、
新しいものをお取替えしております。

完成後、三頭の並べると縁の高さや、
全体の丸みが一頭づつ異なっておりました。 

製作年代や、継承された職人の型による
微妙な『かたち』の変化は、興味深いものです。


浄衣(布衣) 左右紐 紫丸紐

2012年8月4日 by sporder

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浄衣(布衣) 左右紐 紫丸紐   

浄衣をお仕立てしました。 

素材はテトロン素材で、塩瀬の風合いのある テトロン塩瀬です。 

標準は、袖の左右紐が白ですが、
今回はご指定により紫の丸紐をお付けしております。 

純白の浄衣に紫の紐が入るだけで、 浄衣の趣が変わります

千早 菊柄(浦安の舞)  

2012年5月11日 by sporder

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千早 菊柄(浦安の舞)  

千早をお仕立てしました。  

浦安の舞でお召しになられるため、摺り柄は深緑の菊です。

円・楕円など単純なパターンで 菊の花を想起さえる図柄は、
意匠としても完成度が高いように思います。

緋色の袴、 
白地の千早に配された深緑の菊柄、朱色の紐 という配色は、
清楚で清々しい雰囲気を醸し出す配色です。

半纏(はっぴ) 淡黄色地 文字黒色  

2012年2月6日 by sporder

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半纏(はっぴ) 淡黄色地 文字黒色  

半纏(はっぴ)をお仕立しました。 
昨日掲載の半纏と同仕様で、生地の色が淡黄色(クリーム色)です。 

十人衆の中で長の方が御召しになります。 

 紺色の半纏の中で、淡黄色の半纏はひときわ清々しく映えると思います。

半纏(はっぴ) 紺地 文字白抜き

2012年2月5日 by sporder

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半纏(はっぴ) 紺地 文字白抜き

半纏(はっぴ)をお仕立しました。
神社の『十人衆』と呼ばれる氏子の方がお召しになるものです。

生地を染め上げて文字を白抜きすることもできますが、
今回は 綿の紺色の生地に 社名等白色で入れております。

ご指定により、袖口は通常のサイズより、やや広めにしました。

2月の節分の時期に、新調された半纏を着て祭事をむかえれれます。